主人公は平凡な女子高生。同じクラスの少し違った空気をまとう同級生が気になりますが、偶然から同級生はマイノリティ的な趣味に打ち込んでいてクラスの雰囲気から孤立気味とわかり物語が始まります。
相手の世界に踏み込んで初めて見える生の表情、そこから2人の距離は縮んでいくのですが、マイノリティゆえの仲間意識か親密な友人として心を許した関係か、真意がよめない主人公は、一方で平凡に人並みの愛情を受ける相手もいたりして、奇妙な人間関係の中で恋慕と友情のはざまに翻弄されながら、不思議な魅力を持つ同級生に振り回されつつどんどん目が離せなくなっていく展開が面白いです。