花男は松本.井上ドラマで見て以来、私の中でTop of Love storyに君臨しているドラマです。マンガが原作なのは知っていましたが、道明寺の髪型が変なのと、F4の顔が全部一緒に感じて読んだ事はありませんでした。最近読む機会があってその感想は、アクションなどのスピード感や映像美で原作の世界観が上がった物以外で、初めて原作より実写が上の作品を見たという事。描かれた時代も有ると思う。原作者のイジメに対する考え方も、かなりゆるいコメントをしている事を考えると、作品の描写が犯罪レベルだったりするのもわかる。でも、バイオレンス漫画じゃないので、やっぱりそれはあり得ない。それと、つくしが全く魅力的じゃない。井上真央が演じたつくしは、清潔感があり凛とした品を感じたものだけど、道明寺と類との間で揺れ動くにしても、流され過ぎで、イライラした。つくしの家族もウザいし、他の方も言ってますが、内容がボケてしまうほど、引っ張って長くし過ぎ。大富豪のイケメンに囲まれ愛されるヒロインは、女性なら憧れのストーリーだと思う。その意味でこの作品は、各国でドラマ化されるほど、芯の部分は魅力的で面白く素晴らしい物だけど、原作の極端さを削ぎ落としたからこそ、多くの人に愛される物語になったんだと思う。ドラマ化される事で作品の価値が上がった珍しい例だと思う。