最初に、主人公が亜人であると読者を惹き付けた上で、謎の黒い幽霊の登場。非常にワクワクする始まり方で続きが読みたくなりますが、徐々に黒い幽霊の謎が解け、戦争を匂わせはじめた頃から、なんとなく読んでいるだけという気分になる。まったく面白くないというわけではないが、どうしても答えが知りたいと思わせるような伏線がなく、完食するまでに満腹になったというより、すでに食べ飽きたものばかり出てきはじめたから、もしかしたら最後のデザートは美味しいかもしれないが、そこまで食べ続けるほど空腹でもないかな、という感じ。