90年代前半の作品でかなりコマ割りも絵柄も古臭い印象を受けるかもしれませんが、さいとうちほ先生の絵は相変わらず美しいので楽しめます。序盤だけ読んだら、おおすじは主人公の素晴らしい才能がヒーローに見出され、彼の手によって育てられてゆくというよくあるドラマだろう……と思いきや、3巻から真のもう一人のマリオネットが姿を現し、展開ががらりと変わります。そこから一気に面白くなりますので、どうか耐えて読み続けてみて下さい。ヒーローの神はストイックでかっこいいけど、何故か好きになれません……多分、ずっと隣にいる脇役のユウキくんの存在が魅力的すぎるせいです(^_^;)個人的に好きな漫画ですが、さいとうワールドなので展開がすごいこともあるが、あんまりにも話がまとまりませんので星3つにしました。ただ昭和のストーリーなので、男は手を上げたりするんですよね(キャンディキャンディなどもよくあります)