平凡に暮らしてた善良な主人公が突然現れた謎のドヤ顔能力者にいいように丸め込まれてあたふたしながらも逆らえず~系の話が大大大嫌いなので、最初は正直ハズレと思いました。
…が!丁寧に折り重ねるように描かれる二人の関係、会話や目線の動き、寡黙なシーンも俯瞰やあおりのカットを多彩に取り入れて饒舌に…表情の描かれ方がとにかく素敵で雄弁で、「ただ巻き込まれてるだけ、見てられない感」がまるでなかったです。いつの間にかどっぷり引き込まれていました。
この絵柄でこういうお話を読めるのが本当に嬉しいです。すっかりファンです。