読んでいて、とても心地よく過去と現在を
バランスよく融合し、
シリアスな中にもコミカルな笑いがあり、
個人的にトップクラスの面白さを堪能させて貰いました。
戦国の話し言葉、将軍家に使う特別な敬語。
そして現代の若者言葉が、可笑しくも美しくも
混じりあい、セリフに見える人格者ゆえの格言
も心に響きます。
若君に「たわけ!」と言われたいですねぇ。
多くの設定が詰め込みすぎて壊れるとゆう事がなく、
最高の形で漫画になっている事に、先生の実力の
凄さを感じました。
信長の登場には期待が一気に高鳴りました。
信長といえば焼き討ちですが、天下人の
心の強さ、冷酷さが最後までぬかりなく描かれて
いました。
そして尊なしには、この物語はなりたたず影の功労者!
いつの世も裏に尊のような頭脳派(軍師)がいてこそ、
表舞台が乱舞するのですね。
若君と唯、そして天ちゃん。
最終巻までしっかり描いてありましたが、
天ちゃんの物語もいつか読めると嬉しいです。
完結、お疲れ様でした。