「ピアノソナタ殺人事件」 →支配と従属関係とか昔っぽくていいです!金持ちで眉目秀麗・頭脳明晰なキャラと、何をやらせても駄目なミソッカス(今時言わないこのニュアンスがぴったり)だけど純粋で優しい主人公。そして出てくる男子は後者のキャラを好きになると言う安定のベタさ。石鹸の香りがしそうな男子。1979年。
「修学旅行殺人事件」 →怪しげな叔父、ヒステリックな先生、怯える新原。どうなるかと思ったら、中々無茶な展開であっさり終了。えー。1980年。
「学園祭殺人事件」 →美春は主役の割に泣いているだけで地味だし、源がやたらと鋭すぎますが、一番ミステリっぽい感じの話。話の中でカラコンが登場していて、もうこの頃にはカラコンがあったのは知らなかったです。1980年。
殺人事件としてはぬるめながら、昔の少女漫画の雰囲気を楽しめる作品。色々電子化が難しいかもしれませんが、「血まみれ観音」とかも読みたい。初出なし。