ネタバレ・感想あり鳥のように飛べるまでのレビュー

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鳥のように、羽根をふらせて
2024年8月25日
たぐいまれな才能を持ちながら舞台に立てなくなったバクと彼を支える恋人のミチル。バレエダンサーであるふたりの愛のお話です。バレエ漫画を描きたいわけではなくバレエダンサーを描きたいというあとがきに納得です。ライバルとの確執や厳しいレッスンでトウシューズに血が滲むということはなく(笑)誰しもが経験するような人生の困難を静謐な空気感で描いています。明日は「わからないから希望がもてるのよ」ミチルのさらりとした言葉が良い。バレエダンサーとして生きること、互いをパートナーとして思いやり尊重すること。シンプルな線で描かれる美しい身体。先のレビューの方と同じく「ホワイトナイツ」でバリシニコフを知り、ジョルジュ・ドン、ギエム、クーパーを観てバレエという芸術文化の美しさを知っています。詳しくはないけれど色んなシーンを描いた扉絵が素敵でまた観に行きたくなります。ラスト「知らなかったの、ミチル?」というバクの言葉。何度読んでも味わい深い作品です。何度も読み返していますが、本の装丁も美しいとのことなので私も本を買おうと思います。
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表紙の指先...
2022年7月21日
思わず魅入ってしまう表紙がスキ(特に指先)ストーリーもじんわりやさしい気持ちになれる。バレエといえば私の場合、ミハイル・バリシニコフ。ホワイトナイツ/白夜(映画)見たくなった...あまりにこの作品気に入って紙本も購入。これまた電子ではわからなかった鳥の羽のエンボス加工、裏表紙も鳥たちが舞っていて美しいです。
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