女性から見てカッコイイ女性は男性にはモテないよね。だって男性の小さなプライドが壊れちゃいますもん。すごーくちっちゃいプライドがね。度量の大きな男は希少です。小さなコミュニティーの中では、その中の年頃同士を娶せるなんて当たり前の事。カーソンとモリーもそういうこと。だからそこに恋心の有無は関係ありません。モリーの周りは愛し合う者同士の結婚だらけだから、気付かなかったのかな。そういう相手でも恋しなきゃいけないと思っていたようです。さて、恋のレッスンです。モリーは、ホアキンにカーソンを誘惑するレッスンを依頼するのだけれど、これは成り行きで、真実はホアキンに一目ぼれしていたので口実です。けれど、ホアキンは夫としては不合格。だから、意識して除外したのです。しかし、瓢箪から駒 ホアキンはモリーに心を揺さぶられ彼は変わってゆきます。華々しく引退したわけでなくサッカー人生を終わらせなければならない苦さ、まだまだ続く自分の人生。どう考えたって父の後継者となるのが良いが、感情がブレーキをかける、かといってサッカーに係わるのは苦しい、この堂々巡りをカリブ海に浮かぶ美しいペリカン島でしていたのです。そこに美しいモリー。逞しく、可愛らしく、美しいのです。羨ましい。そしてたくさんの子供を作り幸せになるのでしょう、という物語でした。