ネタバレ・感想あり櫻の園のレビュー

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みずみずしい青春時代の一コマ
2024年8月29日
さまざまに揺れ動く思春期の女子高生たちの心を優しく描き出した、みずみずしい作品。吉田秋生先生を知ったのも、オムニバスという形式もこの作品が最初でした。40年近く前(初出は1985年)の作品なので、固定電話しかなくて彼氏からの電話をお父さんに出られたり(笑)、当時大人気の「オレたちひょうきん族」の話で盛り上がったりと時代を感じます。懐かしい〜(笑)。彼氏との仲の進展具合に悩んだり、高身長にコンプレックスを感じたり、周囲の人間の言葉や行為に深く傷ついたり…今も昔も女の子の悩みは同じなんだなぁ。そして、そんな女の子たちの何気ない日常の一コマを切り取って描き出すのが、吉田秋生さんは本当に上手いと思います。昭和の時代に青春時代を過ごした人におすすめです。
短編
2024年2月3日
吉田秋生作品は長くて読めない…という人には入門編かもしれません。短編です。少女の微妙な心理がよく描かれています。
青春漫画
2023年9月14日
本作は吉田秋生先生らしい面白い感じの心理描写を描いていて楽しめる作品出した。読んでいてわくわくする感じで大いに楽しめてよったです
柔らかいトコに、ぎゅぅぅっと来る
2019年11月27日
先生の作品は全部好きですが、バナナフィッシュと並ぶ程に個人的には好きな作品。男の人は初恋の相手は特別と言いますが、女の人にとってもどれだけ特別か。1話目の、振り返る姉と現在進行中の妹の話が1番好き。他の話も思春期の繊細な感情を描き切ってます。
吉田秋生先生の素晴らしさ
2018年12月23日
バナナフィッシュは言わずもがなの名作です。
しかし、吉田秋生先生の初期のこういった短編ものは本当に素晴らしいです。表現がとても品があり、美しいです。もうひとつ、河よりも長くゆるやかにという本も素晴らしいです。シーモアさんでも読めるようになればいいなぁ。
傑作
2015年8月12日
思春期の少女の葛藤を生々しくかつ綺麗に描いた傑作だと思います。
性的なことに自他共に注目があつまることに躊躇いを覚える様が刺さる良作です。
等身大の少女たちの物語
2021年4月3日
ある女子高を舞台とした連作短編集です。思春期の少女たちを描くその瑞々しい感性が好きで、何度も読み返した作品でした。80年代(かな?)の少女達の物語なので、当時の服装や流行りモノなどの風俗描写は、今の若い世代には古すぎるかな。でもいつの時代も恋や友情、コンプレックスなど思春期の悩みはそこまで変わらないのでは?良い小説がいつの時代にも読み継がれるように、この作品も古典として今の悩める少女たちの一助になるといいなと思います。
静かに考えました
2018年8月27日
吉田先生の作品だったので読んでみました。自分が思春期の頃に読みたかった作品だと思いました。表に取り上げない内容をこんな形で表現されていて読んで良かったです。
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共学
2015年8月28日
だったので女学校という経験がありませんがほんの少し垣間見れた気がします。
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作家名: 吉田秋生
出版社: 白泉社
雑誌: LaLa