レビューに惹かれて読んだヘタレ年下攻めの漫画家藤代とツンデレ美人受けの元編集者の坂口先輩が付き合い始めて仕事も順調な中で起こるお見合いやカミングアウトなどの障害をも乗り越えて絆を深めるシリーズ2作目。以前読んだときは、坂口先輩がいわゆる男前なのに受け、という衝撃とその胸筋の間に挟まれたい、いや私なんかが滅相もない、と悶々としていたのですが、敢えて自分がレビューを書くまでもないかと、また皆さまが体毛がーーとレビューで触れているのも、結局実際はあるのを2次元で描くか、描かないかだけでしょ?と、あんまり体毛には萌えずに頁を閉じたのです。
ところが、つい最近、男性の間で脱毛が広まっていて、完全脱毛を目指している中高年男性もいるのだと、これも男らしさからの脱却でジェンダーフリーの流れの一つという記事を読み、あれ、体毛BLってジャンルなかったっけ?と、こちらの作品を読んで、体毛BLタグがないことに気付いたのです(てっきり体毛フェチ用タグがあると思っていたもので)。
と、昨今男性にも脱毛が流行っている、と知った上で坂口先輩に再会したら、膝から崩れ落ちるくらい、その漢らしいセクシーさにノックアウトされました…何を着ても隠せない胸筋とその間の谷間から放たれるエロス。脱いだら脱いだで、体毛が遠慮なく生えているのが、些細なことを気にしないワイルドさを象徴しており、しかも父親の前でのカミングアウトというハードな障壁もなんのその。は〜、ホントに坂口先輩カッコいい!これで、藤代の前でだけは受!!!そして修正甘くて、エチシーンに迫力が!
遅咲きの腐女子なんで、最初は分からなかった萌えが時間差で訪れることがあるのだと知り、再読の機会をくれた男性脱毛の記事に感謝したいです。
書き下ろしを見ると坂口先輩、高校生の頃からあの胸元を晒して登校しておられたのでしょうか。よくぞご無事で…とその胸元に思わず合掌しました。(脱毛しておられる男性の美意識の高さも素敵だと思います。)
ギャップ萌え作品としても大好きです☆