ネタバレ・感想ありフロイト1/2のレビュー

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哲学
2022年7月14日
川原泉の哲学とは?がわかりやすい作品だと
思います。リアタイで読んだとき子供だったので
話半分も理解してなかったなっと読み直して思いました。
川原作品は、女子高生と10歳以上年が離れた大人の男性
が多いですね。女の子のほうが精神年齢が高いから
違和感ありませんでしたが、今読むとムムッと思います。
それも時代。楽しく切なく考えさせられる作品は、
さすがです。
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ユニークでクスリと笑わされどこか哀歓ミックスの7話
2022年7月13日
おかしみのあるところ、話の進み方に独特の、不自然さのない飛躍があるところ、それを面白いと思える私は、川原作品の作風は好感を持って読んでいる。

明るさで覆われながらしんみりも混ざる川原節は、言葉のインパクトが強く、絵柄はゆるりほんわか優しくて、堅苦しくなく、するする~とストーリーが展開する。そこは意外性にも富んで軽やかな進行で、大きな変化を作らずに面白いところに着地する。主人公たちの置かれた状況は、大なり小なり背後にうっすら不幸が入っている。でも、深刻に描かれず、日々の生活を淡々と続ける中で、いろいろな波が来たところを彼女らは受け止める。
「フロイト1/2」と「メロウ・イエロー・バナナムーン」はSF、「花にうずもれて」はファンタジー要素が柱。主人公が身勝手家族等などの被害に遭う少女漫画はかなりあるが、川原先生作品も時折被害者登場。ただし、先生の作品の主人公達がグチを言う場面は、なるほどそうだと同情を誘う語り口(正当な泣き言)で畳み掛けながら、当人たちはといえば力みのない受け止めで、対応しなやか。
そこが魅力に繋がっている。
少女漫画上の王子立ち位置の連中がなかなかにクセがある。それもまた、作品の行方を予測させずに楽しませる。
324頁。

「フロイト1/2」121頁、ほかは30頁前後。

「フロイト1/2」花とゆめ1989年4、8号
「たじろぎの因数分解」花とゆめ1983年9月大増刊号
「悪魔を知る者」別冊花とゆめ1983年秋号
「真実のツベルクリン反応」花とゆめ1983年22号
「花にうずもれて」花とゆめ1983年11月大増刊号
「メロウ・イエロー・バナナムーン」1983年夏号
「ジュリエット白書」別冊花とゆめ1983年冬号
ノスタルジックな感じ
2021年8月16日
フロイト1/2は川原作品の中で一番好きです。 哀愁と余韻の残る作品。 他には学校の担任の先生はお母さんの再婚相手の息子、同居する中でちょっとトキメキを感じるようになる女子高生のお話、性格破綻者の幼なじみに見初められ、どんどん外堀を埋められ(結婚?)ていく女の子のお話、笑うと魔法のように花・花・花を舞わせてしまう女の子と (自分に笑顔を見せてくれない為) いかに笑わせようとする家庭教師の大学生のお話など、ほっこりする作品満載です! 絵は昭和な感じかなぁ。
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良作
2016年12月15日
川原さんの作品は大概良作。
夢って大事だよね。
自分は読まない系統で奨められて読んだけど、良かった
再読
2015年9月16日
主人公のヒロインは素直で健気で応援したくなります。元々の気質に加えて親戚のおじさんおばさんの育て方が良かったんだね。
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ホロリ
2015年8月31日
ちょっと切ないです。
でも後味は悪くないです。
世界観は独特。川原ワールドです。
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初期の作品ですかね!?
2022年5月14日
川原ワールドだけど…初期だと思うので。
個人的には、フロイト〜の、東西提灯の発想とか、なるほどなるほどと思いながら読みました。昔読んだ時と、現在読むのでは、全ての川原先生の作品…見方が変わってて新鮮でした。
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安定の…
2019年8月15日
川原泉ワールド!かなり昔の作品が含まれていて、絵が全く違ってます。
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金が仇の世の中です
ネタバレ
2019年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「フロイト1/2」→ 子供の頃、梨生は公園で大学生の弓彦と八木沢に出会い、そこで怪しげな提灯屋から二つ一組の提灯を梨生と弓彦が共同で購入。
数年後、ゲーム会社で二人は再会。しかし、金に苦労した上に提灯のせいで不思議な夢を見るようになり、弓彦は不機嫌。梨生に冷たくしますが、健気に頑張る梨生。
雪山遭難時に梨生と不思議な提灯に助けられたことも忘れ、弓彦はカネカネカネ!そのせいで親友の八木沢とも喧嘩。さらに弓彦は提灯も燃やし……。
のんびりした梨生は何も言わないですが、苛められても耐え、本当の父が誰なのか知っていても心に秘めている健気な子。独りになりようやく自分の間違いに気づいた弓彦の幸せはこれから?
その他「たじろぎの因数分解」、「悪魔を知る者」、「真実のツベルクリン反応」、「花にうずもれて」、「メロウ・イエローバナナ・ムーン」、「ジュリエット白書」が掲載。基本的に相手は年上男子、主人公は若いのに老成、片親で苦労等々が多いのは作者自身の境遇?
提灯
2017年1月20日
年の差のある無関係な二人が二個一組の提灯を分けあう。提灯を持っている二人の今後が楽しみな物語です。
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川原さんワールド
2015年9月12日
いつもの川原さんワールドのお話です。
おじさんと女子高生の恋愛未満…というかんじ。お金に苦労して荒んでいるおじさんが多少鼻につきますがシニカルな世界観が落ち着きます。
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夢の中で
2013年12月23日
怪しげな提灯屋から対になっている提灯を大学生の瀬奈と小学生の梨生が分けて、夢の中で提灯持った2人が会い色んな話をしています。

仕事一筋で少し冷たい印象がある瀬奈、優しくてホンワリしている梨生ですが2人とも色んな事情がありシリアスなシーンも出てきてホロッときます😩

同時収録は初期の作品で作者特有の小難しい(?)解説は少なくコメディが多いと思います。
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むずかしい!けど繊細で、何かはまる
2024年12月16日
心理学が好きでタイトルに惹かれて購入、難解で字も細かく、途中中だるみもしてしまいましたが、読了後は何かお気に入りなっている不思議が…。魅力的な作品です!ゆっくり時間をかけて読むのがおすすめ!
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作家名: 川原泉
出版社: 白泉社
雑誌: 花とゆめ