ネタバレ・感想ありブレーメンIIのレビュー

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川原教授の社会派SF少女漫画の最高傑作
2023年1月19日
川原教授の作品の中で、1番好きな作品です。川原教授らしいクスリと笑えるコメディの中に様々な社会問題がさりげなく織り込まれている社会派SFです。でも、全く社会派っぽくないところが川原教授らしくて大好きです。
宇宙物好きならご一読あれ! 動物達と働く話
2022年7月26日
楽しく面白く、そしてスリル溢れ、目に疲れない程度のちょっとした犯罪摘発エピソード仕立てで、最後迄、舞台が宇宙・星であることを活かしきった、私に言わせれば大傑作である。のびのびマイペースが多い川原先生作品の中で、一番興奮を誘う部類に思う。
恋愛物ではない。2306年、就航する星間大型輸送船「ブレーメンII」にスカイ・アイ社創立以来最年少で昇進したばかりの船長キラ・ナルセが乗組員86名+αで、複数の貨物輸送の目的地を転々と進みながら、事件などに巻き込まれたりで繰り広げられる大スペクタクル。何が起こるか予想もつかない宇宙空間航行中、動物達の存在が重要な物語構造。動物っぽい同僚の宇宙物は映画「スターウォーズ」しか思い当たらない。
船長以外の乗組員は殆ど動物達、「ブレーメン」に名を戴いているようにブレーメン音楽隊の話に続けというのか、 II が付されているのである。止められなかった少子化による人手不足の未来は、動物達が補う。その彼らの立場や人間との関係もあるがそればかりではない。危険薬物製造密売犯罪、大量殺人犯、AIの有りようなどが扱われながら、川原先生流の笑いを取る場面もかなりあって、とにかく全4巻あっという間だった。4巻丸ごと表題作。平成10年(1998)PUTAO8月号から平成16年(2004)メロディ5月号にかけての連載で発表されているが、ここ数年急速に耳馴染みが出来た「CDC(疾病対策センター)」も、作中20世紀創設以来300年以上存続していることになっている。
火星人やチネチッタ星人達が可笑しい。
宇宙に大鳥居が浮かぶシーンの祝詞場面は不思議な荘厳さである。最近、萩尾望都先生作品「海のアリア」の中で、水と共に描かれた鳥居の存在感に霊的感性を抱いてしまって驚かされたが、川原先生の絵にも、そこの場面では登場動物達の共感は得られないものの、人間の縋る想いが、血脈レベルで未来の人類にも息づいていることを思わせて、変な説得力がある。科学の発達と宗教の併存を絵で示してくるのである。
兎に角、壮大で、まるで本当にこんな世界もあるかもしれないと思ってしまいそうだけれど、やはり大胆に荒唐無稽で、宇宙船操縦がメカニック面で本格的に見え、裏に抱えるテーマが仄かに深遠で、と、これも川原先生作品なの?、と度肝を抜かれながら、読めば、絶対川原先生の作品世界だと随所で確信させられるのだ。
一昨日桜島噴火で警戒レベル5、安全を祈願。
カーラ教授だー!!
2020年10月15日
もうすごく久しぶりに川原作品読みました。
小学校〜20歳くらいまで好きでよく買ってましたが、そこからあまり少女マンガ読まなくなってしまっていたので。
ブレーメンは読んでいましたが、ブレーメンIIは途中をメロディで読んだだけて、今回初めてラストまで読みました
これからまたカーラ作品集めたいです
2017年7月30日
独特な世界観に、ふふっと笑える面白さ。川原先生の作品はボケっとしてる主人公が多いけど、どれを読んでも知的な感じがして好きです。動物は可愛いし、嫌な奴がいないので、ほのぼのしていて癒されます。
動物がリアル
2017年3月22日
なのにすごくかわいい!川原ワールド炸裂です!イレブン・ナインがメインの話で他本で短編を読んでたので思わず購入してしまったのですが中身が濃くて1回読んだだけでは全部読みきれませんw
タイムスリップ!
2017年3月4日
その昔せっせと読んだ川原作品を久しぶりに読みました。文字ぎっしり、小難しい知識も入り、ほのぼのあり、脱力あり、かわいい顔してしっかり者の動物たち、シリアス場面ではきれいな少女漫画の登場人物。あー楽しかった。好きな方は年齢性別問わずハマると思います。
やっぱり好き!
2015年9月23日
小難しい内容なのに登場人物はほとんど動物。
能天気ギャグテイストなのに突然のミステリー展開。
世界観もセンスも独特ですが、何度読んでも面白く、また細々した絵もごちゃつきなく丁寧で読みやすかったです。
川原ワールド
2015年9月14日
皆さん仰ってますが川原先生はほんとに独特な世界観でいつも楽しく拝見しています。この脱力感。気負わない博愛主義。人間はちっぽけで、男女の差なんて小さなものだと感じさせられます。生き物は、生き物。とりあえず私は生きてる。そんな当たり前のことを当たり前じゃない世界から教えてくれます。我が青春の川原泉。
大好きです
2015年8月24日
SFだけどこの作者特有の川原ワールド全開で好みは分かれると思います。
でも地味だけど味わい深くて大好きな作品です♡
読めば読むほどはまります!
お久しぶりのカーラ教授
2022年7月17日
リアタイで読んでましたが、絵が硬質に変わって
しまい少し残念。でもカーラ教授ワールド全開で
大人になって読むと考え深いです。
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川原流SF
2021年6月7日
昔と比べて絵柄が硬く可愛さが減った印象。話は中々難しく、いつも以上にセリフも多い気がしますが、晩婚化、出生率低下、動物愛護、男女&動物差別問題等とSFが上手く絡んで実に作者らしい内容。
キラ・ナルセがキャプテンとして試験飛行することになりますが、乗組員たちは全員遺伝子操作された動物たち!キラは内心混乱しながらも、交流する内にすっかり動物たちに馴染んでいきます。シャキールの差別に耐えて5年とか我慢強すぎ……!そして良い人は死亡で涙涙……。
乗組員が怪我、囚人護送船と遭遇、宗教&薬絡み、伝染病、虐/待等様々な事件が起こります。差別と偏見だらけで平等なんて綺麗事だなと読みながら考えてしまいます。それでも負けじと航海中の様々な問題をキラたちが力を合わせて解決!
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動物
ネタバレ
2015年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 動物だらけで可愛い。主人公と社長しか人間が居ないのが良い。色んな種類の動物がいっぱいだから、見分けがしやすい。
無料の
2015年9月16日
一巻のみ読みました。久々に読んだら台詞の洪水で少し疲れました。動物はほのぼのして癒されるのですが。
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完結してる!
2015年8月31日
待ってました!完結したんですね。
待ってました!
川原ワールドです。
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作家名: 川原泉
ジャンル: 女性マンガ SF
出版社: 白泉社
雑誌: メロディ