195,192ページ、すべて表題作。
読んでよかった!
表紙に惹かれていましたが、かの有名な実在の人物。
自ら耳を切った、超高額で売買される後世に比べ生前は全く売れない画家だった、などと耳にしたことがあって気になってた人なので、
これは!
と思って1巻試し読みしたらすごく良かったー!
珍しく続きを衝動買いしました。
非常にクレバー過ぎる弟テオに比べ、頭に花が咲いてるような穏やかなフィンセント(画家ゴッホ)。
全く違うタイプ、互いに高く認め合う2人の想いが深すぎる。
こんな短い2冊でよくこれだけまとめられてるなと、作者さんの実力に脱帽です。
後半意外な展開を見せていき、これはどこまでが実話なんだろう?と思って、読後に検索しました。
作者さんはどういう思いで、この仮想の話と実話を組み合わせてこの話を描いたんだろう?
あとがきがなくてとても残念です。
この話は残されている実話を使いながら、実話とは違う2人の物語が描かれてますが、これはこれで非常に読み応えのある話です。
また実話の2人の話(ネット情報)も、心が痛むような話で2人の兄弟が切ないです。
有名なひまわりの絵も良いですが、うねる空の月夜の風景、川に反射する光、どちらも一目で心が奪われる色使いがすばらしい絵で大好きですが、後年(といっても若くして亡くなってるけど)発作に悩み、キツイ精神状態の時に描かれていたんだなーと、感慨深くなりました。
(これは漫画の中の話には出てこなくて実話です。ただしこの絵は作中にも登場してます。)
あぁ、読んでよかった~。
2巻ラストで並んで眠る2人のお墓、、、
訪れたくなりました。
追記:コレ読んで、思わず欧州旅でゴッホ美術館、晩年の住まいだった小さな部屋、お墓、、、ゴッホゆかりの地、行ってしまいましたよ。。
2人のお墓、漫画の通りです。涙出そうになりました。
周囲はのんびりとした畑の中にある墓地でした。