ネタバレ・感想あり1月にはChristmas 初期読み切り集 11のレビュー

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緩やかで穏やかな中に
2024年12月12日
現実は厳しい。絵に描いたような幸せなどそんなにあるもんじゃない。しかし夢を持ち生きることは出来る。夢がポエミーであるけれどキリッと現実が投影される。
うまく行くばかりじゃない、もどかしいいろいろが入り込んで造り上げる世界。
繊細な湧水のような少女漫画
ネタバレ
2025年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 205ページ。
中篇2作入り。
ずっと気になっていた作家さん、ようやくの初読みです。
表題作、大島弓子作品を彷彿とさせる繊細さ。切ないクリスマスもので、なんかもう瑞希ちゃんがかわいそうで仕方がない。
同録作品は、最後の最後でマイ地雷を踏み抜いてしまったのでノーコメです。
精神世界にグイッと入り込む大島作品と比較すると、こちらの作家さんの方が現実世界な感じがあります。
繊細で甘やかな昔の少女漫画、不幸要素がキレイな水のように描かれる、こういう少女感も良いよね、と思いました。
自分の創作作品の趣味が幻想や哲学系メンタル寄りなので、再読したいかどうか基準の星の数が伸びませんでした。
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