ネタバレ・感想あり月と水の夜のレビュー

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垣間見える感情とノスタルジー
2023年4月15日
1、2巻共に179ページ。
BLですが、気持ち的な匂わせのみの、少女漫画分類で行けるタイプです。
小学5年の春休み、少年と二人の河童の出会いから始まる、短話連作ノスタルジックファンタジー。
主人公の少年、河童達、少年の父親、友人、それぞれの気持ちがほのかに見える雰囲気が良かったです。河童のキャラクターも、片や童心ある妖怪らしさ、片や静かな妖しさがあり、良い組み合わせでした。
こういうファンタジック交流話にありがちな「正義」の押し付けも無く、少なめなセリフでジワっとくる感じ、好きです。
本筋も良いんですが、サイドも良かったです。
1巻収録の、父親の子供時代のお話『はるひこ』の親子の情が温かかったり、2巻収録の『赤いてぶくろ』の女の子のいじらしさと芯の強さが気に入ったりしました。
基本的にはもう少し鋭さや陰がある方が好きですが、ふと思い出して読みたくなりそうな感じがあって少しおまけの星5つ。
優しくて不思議な話
2020年4月18日
絵も柔らかで優しいお話でした。BLって感じじゃないですね。自然を大切にしなければ、と思えるお話しでした。
お父さんのこと、これからのこと、これまでのこと…想像の余地のたくさんあるお話でした。
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作家名: 梶原にき
雑誌: ルチルSWEET