絵が美しく、話も夢があって良いのですが、あまりにも現実味が無さすぎて入り込めず、作者のみが自身の描く世界観に酔っているような印象を受けてしまいます。
これまでに白石さん作品を読んだことのある方なら予測できると思います。よくも悪くも、いつもの白石さんです。毎度極上イケメン男子に囲まれた夢のある三角関係を描かれています、が。いつもどこかあっさりした印象。ストーリーの惜しい部分を、美しい絵でカバーして読者を寄せ付けている印象。
この作品に至っては芸能モノということでいつも以上にぶっ飛んでます。ご都合主義感が否めない。ヒロインにも感情移入ができない。ただ、主役の男の子の純粋でカッコいいところは良かったです。