201ページ。
著者の初コミックス。作者買いで、やっぱり好きな感じなので甘めの星4つ。
表題作の短篇+その過去話5話、加えて読切。
ボーイズのラブでキスまで。
表題作は、付き合ってる二人の甘酸っぱい話。携帯電話がまだまだ普及していない時代、特別な道具の番号を教えるのは特別な相手。
このお話の後に、付き合う前の二人の話が続きます。それぞれに少し寂しい子供時代に出会い、不運も重なって音信不通になってしまった数年間を経ての再会。「約束」に重みのある考え方が好みです。
読切『発展途上楽園』は、BLではなくてちょっとファンタジー。母親との死別、父親の再婚、寂しさを抱えた一人暮らしの学生の元に届いたランプと突然現れた「願いを叶える」と言う子供。やさしい気持ちが花開くお話。