ネタバレ・感想あり王妃マルゴ -La Reine Margot-のレビュー

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波乱万丈
2024年7月31日
主人公の人生はまさに波乱万丈。主人公が走り続けた行き先にあるものとは。ヨーロッパの歴史がよくわかった。
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愛憎渦巻く華麗な世界
ネタバレ
2021年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 宗教戦争真っ只中のフランス宮廷、人間不信になりそうな駆け引きと騙し合いの血生臭い世界。類稀な政治力で激動の時代を生き抜く冷徹で残虐で偉大な母カトリーヌと3人のアンリに翻弄されながら、本能のままに奔放に生きる美しきマルゴ。
マルゴとギーズの初恋の描写がとても心に残った。実ることがなかった不器用で真っ直ぐな初恋の甘やかさ。その後はそれぞれに濃い人生を歩んでいくのだけれど、愛の光は生涯2人の心の中で灯り続けていたことが最終巻で明かされる。
読み応えバッチリの名作です。
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面白い!
2019年10月22日
萩尾先生が史実を描かれるって珍しい。全作読んでるつもりですが記憶にないような…舞台は激動の歴史ですが物語は冷静な目線で様々な人物の思惑を描いて進んでいき面白いです。マルゴと夫アンリの関係が今、切ないことになってて先が気になります!少女まんが的にドラマチックで綺麗ごとに整えられることなくクールです。
史実は小説よりも奇なり
ネタバレ
2018年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歴史は本当にグロテスクな出来事が多いけれど、中世ヨーロッパには特に複雑。
出来事だけを追っていたらとても理解しきれない時代を、萩尾望都さんが分かりやすく、一級のエンタテインメントに仕上げてます。
土地やお金だけでなく考え方や価値観を巡っても戦争していた時代。マルゴの様な素直な女性が王宮で生きるのがどれほど大変だったか。豪腕な母親に政治の道具にされ、相愛の男とは引き裂かれる。純粋な心も女の魅力も宗教の前では悪女扱い。ことごとくうまくいかない。しかしそうまでして得る、これが平和な世界なのか?という疑問を抱く知性。
困難な時代を懸命に生きるマルゴが清々しいです。対照的に、歴史に飲み込まれて死んでいく人々の痛々しさも心に残ります。
なんて血なまぐさい…
2017年2月10日
いや、これが史実なんだけど、萩尾先生の手を通した瞬間、ただの歴史に色が付き、血が通う。
平和な時代に生まれた一般市民の私は、マルゴに一切共感できないんだけど、かつての宗教戦争のドロドロ陰謀に巻き込まれたわけだからなあ。
萩尾先生の作品はいつも確固としたテーマ性があって好きだ。最後まで読んでようやく理解できることの方が多いので、「王妃マルゴ」となった4巻のここからがクライマックスなのかと期待している。ここからストーリーがどう変化し、どんな結末、読後感を得られるのか楽しみでならない。
個人的には平和を求め続けた王母妃が一番好きだ。
ベルバラ花冠のマドンナなどお姫様好きむけ
2017年1月31日
久々に見応えのある作品に出会えました。萩尾先生の作品ですので、絵の美しさはもちろんいうまでもありません。
歴史物ですが、主要登場人物はさほど多くなく、私には分かりやすかったです。(何回か関係者の相関図は戻って確認しましたが)絶世の美女マルゴをめぐる3人のアンリとの恋のさやあてはどうなるのか⁈今続刊がいちばん待ち遠しく、ついつい歴史上のなりゆきをググってしまう私です。
歴史好きにはツボ!
2017年1月29日
有名な王妃マルゴを興味深く描いています。歴史好きにはとても面白く読めました!
特に世界史好きにおすすめです。

アンリがたくさん出てきますが、史実なので仕方ないですね。
こういう描き方があるのか・・と、勉強になりますし
続きがとても楽しみです!
とても分かりやすく
2022年12月31日
ヨーロッパの歴史がとても分かりやすくストーリーなっていて、面白く読めた。萩尾先生の絵もとても綺麗だったが、主人公のマルゴには共感出来ない時もある。歴史を生き抜く女性はこれくらいじゃ無いといけなかったんだろうと思わせてくれる。
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学生時代に読みたかった!
2022年1月27日
複雑な内容をとてもわかりやすく面白く描かれていて、個々のキャラの人生や事件についても深く調べたくなます。
学生時代に読んでいたら、世界史の点数もっと高かったかも!!
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どうなるのかな。。
2017年5月16日
なかなか重苦しい時代をマルゴの視点から描いています。歴史好きなので、ぐいぐい惹かれて読んでいます。ときどきでてくる冗談?が少し話しが軽くなるので残念。でもそうでもしないと、重すぎるからかな。はやく続刊が出て欲しい。
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どうやっても
ネタバレ
2021年3月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲劇にしかなりえなかったのだろうな。
母后カトリーヌ怖すぎ。しかしあれくらいでなきゃ国を治めることも出来なかったんだろう。
マルゴは最後にサヴァンとも会えたのだから良しとするべきか。
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電子書籍には不向き😔
2016年4月1日
アンリとカトリーヌばっかり出てくる。しかも半端ない数の登場人物❗これはどこのアンリだ、誰の子どもだ、ってパラパラっと戻って確かめられない。世界史に疎い私には致命的です。紙の本での購入をお勧めします。
ストーリーの運びは流石の大御所ですが、歴史に興味のない方はつまらないと思います。
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作家名: 萩尾望都
ジャンル: 少女マンガ 歴史 / 世界史
出版社: 集英社