恐らく読者の求めている「終わり方」で物語は完結しているはずです。なのにあのラストの見開きを見ると「途轍もないバッドエンド感」がある。よくミステリー小説で「イヤミス」と言う分類に当て嵌まる作品がありますが、この作品はそのイヤミス感があった。少なくとも私は読んでいてそう感じました。
読み手の自分としては確かに、求めていた結末にはなったんだけど、なんだけど喉越しがすごく悪い。「あれ~?おかしいな、確かに求めていた結末なのに、なんでこう釈然としないんだろう?」となってしまうのが評価の分かれるポイントの一つなのかなと思います。そこも見据えて作者がこの作品を描いていたとするのならと仮定して星4にしました。
あのモヤモヤした感じは結構記憶に残ります。