面白かったです。
最初は単に不良が成り上がって行くストーリーが軸なのかと思っていました。主人公が幾多の喧嘩を通してどんどん成長して強くなり、仲間が増えて最後は夢を叶えると言うような。
でも、読んでみると何というかただの不良や暴走族の物語ではなかったです。
大友勝将自身は最初から最後まであまり変わらない気がします。ただ、彼の中にいる者と運命によって突き動かされている。
そして、途中から科学では解明出来ない展開になります。
その辺りでは「えっ、そんなのあり？」と一瞬思いましたがお話自体は面白いので買って損はなかったです。
ただ、女性目線で見ると怖かったり目を背けたくなるシーンもありますので嫌な方は見ない方が良いかと。廣島連合は男たちの夢かもしれませんが、決してきれい事だけで成り立っていません。それは本人たちも分かっていて、けれどそう言った裏の事まで書かれているので暴走族を美化したりしていないところが良いんだと思います。
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