ネタバレ・感想ありイズァローン伝説のレビュー

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次々と息をつかせぬ展開ダークファンタジー
2024年11月11日
面白いが明るくないため読み進めるとさっぱりとはしない。
しかし魅力的な創作でやっぱり大作だ。竹宮惠子先生の代表作のひとつだ。

ティオキアの取り憑かれぶりが辛い。
ユーディカの弟が思慮の足りないキャラを担当してかき回すのも少々苛つく。
忠臣カウスの主君愛がすごい。
結局大物ではないのにストーリーを回したキャラ達によって、主人公格の3人プラスひとりが目一杯火の粉を被った。ゲドの魔薬の時の奮闘もありながらのリカピのストーリー上の処遇に胸痛む。

絵が細部まで表そうとするものに意味を込めてるように感じて、ただの背景で終わってなかった。

宇宙にまで発想を広げたが、とある国々の歴史物。
大胆なストーリー展開と、翻弄されている人間達を良く描いたものだと思う。

もう第1巻から長編漫画を読み始めるような体調ではない為悩んだが、読み切って晴れ晴れとしている気分もある。1982年より連載された全8巻。
1つの壮大な物語
2022年2月12日
よく思いつくなと思う壮大なストーリー。読み応えじゅうぶん。壮大だけど読みにくいことはなくどんどん物語に引き込まれていきます。後年に語り継ぎたい物語。
何年経っても色褪せない作品です。
名作
2021年5月26日
設定と登場人物達が魅力的
主人公のティオキアも良いが、特にルキシュとカウスの二人は引き込まれる
壮大なファンタジー
2016年3月11日
物語の代表作だと思う。絵が繊細過ぎるが逆にファンタジー色を醸し出す内容も面白い。
奥深い
2015年9月1日
中学生の頃に読んで、壮大な物語の半分しか理解できていなかった。大人になって読み返すと、また違った感動が!美しい絵も好きです。
人間と
ネタバレ
2015年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 魔とよばれる者たちとの闘い。魔術を操ったり人の心の弱いところを狙う魔は強敵。
ティオキアよりルキシュが魅力的です。
見えざるものへの畏怖と愛
ネタバレ
2023年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 古い作品で、母の持ち物であった古いコミックスを10代の頃に読んでいました
それから20年以上経った2023年の終わりに、シーモアさんで続きを見つけ、完結しているということで読んでみました
現在、古い価値観や構築されてきた社会システムが崩壊してきて、物質依存の世の中から精神世界へ眼差しを向ける人たちが増えてきています
少女時代にはあまり意味が分からず異世界ダークファンタジーのイメージで読んでいましたが、いま読み終えて、ヒトの生きること、どう生きるかを何に委ねるのか
見えざるものへの怖れと、それをただ退けるのではなく、見据えながら苦しみながら抗い続けること、それらを愛すること
魔が身近にあった世界の人々が魔を恐れ嫌う中、魔を恐れ排除し忌み嫌うヒトの心が、魔からヒトを救おうとする存在を無力にしてしまうこと
愚かかもしれないが愛に欲に畏れに翻弄される、人々の営みや懊悩、後悔と希望が描かれています
ヒトも、魔物も、全ての登場キャラクターがそれぞれ魅力的に描かれているのも、あらゆる存在に対する竹宮先生の眼差しのあたたかさ故なのかもしれません
好きな部分といまいちな部分と
2023年7月28日
発想もストーリーも面白いし、カウス・レーゼンとフレイヤは好感度高いし、脇役たちは魅力的。共感できなかったのは、ティオキアとルキシュのいちゃいちゃっぷり。まわりの人を苦しめてるのにそこは我慢できないのか?二股なのか?と最後まで主役二人の心情には理解しがたいものがありました。
昔の争いの漫画なので
2015年11月9日
現代の作品のように無駄なシーンがないスタイリッシュな感じではないが、読みやすいし、わかりやすいが弓で撃たれたり切られたりとかのシーンもあり。
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作家名: 竹宮惠子
出版社: ビーグリー