ネタバレ・感想あり11人いる!のレビュー

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読後感も良い名作です
2024年9月3日
久しぶり読んだけど止まらなかった。やっぱり面白いです。学生時代に読んだ時は、なんだか意味がわからないことも多かったけど、大人になって読むと舞台背景とかも理解して出来るようになってるし、登場人物たちもビジュアルが良いから良いキャラというわけでもないし。名作ですね
言わずと知れた名作
ネタバレ
2023年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何度読んでも名作。単行本でも文庫本でも持っていて、何度読んだことやら。SF、青春、男女、未来への不安と希望、疑心暗鬼、サスペンス等、大量のものを詰め込んで、ここまでうまく進めるかと感心します。この作者さんは沢山の名作がありますが、その中でも1、2を争う素晴らしさです。久しぶりに読み、堪能。
1975年発表のジュブナイルの傑作
2023年7月30日
1人多い、と誰かが気付く。そこから生まれる疑心暗鬼。SFにミステリーの要素、それぞれの宗教観、人生観、過去、未来への想い、丹念に織り上げたストーリー。この作品にどれだけの漫画家が嫉妬したことだろう、励みにしたことだろう、模範としたことだろう、想像するだけでも楽しい一冊。
ただただ懐かしく色褪せない
2023年3月23日
シーモアにはこんな作品まであるのですね・・・と驚き購入しました。
色褪せない面白さ。今の他のマンガと比べて、絵の繊細さや正確さをうんぬんいう必要はないと思います。そして、冒頭の説明文には、いくつかの星区間での諍いにも言い及んでいるし、ガンガがサイボーグの人造人間であってクロレラ菌も取り組んでいる・・などと、潔く書かれていて、あとから都合よく、後出しジャンケンのような実はこうでしたというこじつけをすることもない。ほんとうに面白く、残酷ともいえる結末を一つ選んでみせてくれる作品だと思います。
不朽の名作
2023年1月19日
ただのスペースパニックものではなく、色々と考えさせられる作品です。また、この時代にこんなに本格的なSF少女漫画があったことにも驚いてしまいました。何度も実写化や舞台化されただけでなく、多くの作家に影響を与え、様々な形でパロディ化されています。時間を割いて読む価値があります。
名作中の名作。
2022年11月12日
素晴らしい作品。SF少女漫画で古い作品ですが、未だに色褪せることのない名作。ストーリーが本当に素晴らしいです。
SF少女漫画の金字塔
2022年5月16日
11人いる!は、少女漫画界の古典。描かれてから時間がどれほど経とうと、読む人を惹きつけ、おもしろいと感じさせる名作中の名作。読者の視点を遙か宇宙にまで広げてくれる素晴らしい作品です。もちろん仕掛けや登場人物の魅力も秀逸。是非是非多くの人に読んでもらいたいです。
大好き
2021年7月30日
久しぶりに読んで懐かしいし、今読んでも面白いって凄いです!
誰が11人目か、みんな怪しくてみんな正しい感じ凄い。短~中編ですが、すごくワクワクしてしっかり楽しめる。続編は、ちょっと悲しいけど、その後の彼らが見られたのは良かった、のかな
夢と希望、そして絶望を教えてくれた作品
ネタバレ
2021年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ *2021/07/29まで還元・立ち読み増量中*
→全320ページ中125ページ=表題作まるっと立読み可。

【11人いる! 】【東の地平 西の永遠(とわ)】【スペースストリート】 の3部立て。

【11人いる!】宇宙大学への入学を夢見る出身星系もバラバラな受験生たち。10人ごとのチームに分けられ試験会場の宇宙船に着くと11人いる!…と始まるお話。トラブルに次ぐトラブル!彼らの合否の行方は?
初めて読んだ中学生当時も結末を知っている今も、手に汗握りストーリーを追います。極限状態で彼ら一人ひとりの取った行動はどれも皆まごうかたなき人間の真の姿で、自分を棚上げして高みから彼らを非難できますかと読み手に突き付けるかのよう。緊迫の中、カッコいいタダと可愛いフロル*の間で育まれる好意に気持ちが救われます。
【東の地平 西の永遠】宇宙大学に入学した仲間と別れて国に戻り王位を継いだ“王さま”から届く招待状。友人代表で訪ねたタダとフロルは突然起きたクーデターに巻き込まれ …?
戦争、陰謀、暗殺、人質。国の対立に人の思惑が交錯し、もつれ、そのほどけない網目の中に夢と希望をもがれて落ちた人の運命に、突っ伏して泣いた当時を思い出します。
自分が知り得た情報だけをもとに形成した"正義" を振りかざし行動する可能性は誰もが持っていて、だからもし彼や彼女(或いは誰か)を100%罪人と糾弾すれば自らも同じ穴の狢になるのだと教えてくれた作品でした。ここでもタダの誠実さとフロルの真っ直ぐさに救われました。

萩尾望都先生の作品との出会いがなかったら、どれほど味気ない人生になっていただろう。ありとあらゆる感情や条理・不条理などを作品の数々で教わった気がします。
1コマ1コマに凝縮されている物語の緻密な構成や重層的なエピソード、展開のスピード感と躍動感、キャラ1人ひとりの粒立った魅力と厚みとリアリティ、細やかな心情描写、美しい描線…どれ一つを取っても誰も追随できない極致にあり、他のレビュアーさまの"唯一無二" という表現こそがピッタリですね。

*フロルを両性と書いているレビューがありますが、男女未分化と仰りたかったのかなと思います
SF
2021年2月8日
1975年の作品。初期の恋愛ラブコメは正直合いませんでしたが、こちらは作者の本領発揮という感じで、今なお色褪せず面白かったです。
宇宙大学の実技試験で宇宙船へと向かう受験生10人。しかし何故か11人!1人多いという状況で皆が疑心暗鬼の中、53日間船内暮らし。密閉された空間。見知らぬ人との共同生活。11人目は誰で、目的は何か?
船内は熱くなり、受験生たちは揉め、更なる上は伝染病と畳み掛けてくる展開がスリリング。フロルが元気いっぱい。良くも悪くも知恵を巡らせる可愛いキャラ。
続編はバセスカが主人公で、タダたちは脇役として活躍。大学で勉強&フロルとの恋愛模様あり。そしてバセスカを巡って三国が対立。悲しい結末でした。
おまけ漫画はフロルの可愛さ全開。タダを始め、皆が振り回されています。生存権の話は結論出なさそう。
秀逸
2021年1月30日
こんな短い話でこれほどハラハラさせられる話は他にないでしょう。アニメ化されたものをみましたが、最後の歌がまた心洗われるようで、よかった。そして、番外編集が緊迫した本編との対照的な雰囲気でよかったです。
漫画界に先生がおられて良かった
2021年1月17日
正月2日夜NHKのEテレ「100分de名著ー100分de萩尾望都」を視聴。これは久しぶりに先生の著作を読まなくてはと思い手に取った。傑作揃いの先生の作品群で、SFの面白さを漫画で味わえるジャンルではピカ一の気がする。1975年発表作品。
画業何十年の巨匠ひしめく漫画界で、先生のポジションは本当に唯一無二と考えている。今の漫画界を席巻するBLにも通ずる微かな少年愛を感じさせるジャンルも、その発表時期が近いが、これは全く独立して考えられる。SF物として綿密に描かれた、宇宙(船)(空間)舞台の星間戦争と協調等の話。宇宙飛行士選考過程で問われる資質も、今でこそ、多くの日本人宇宙飛行士が生まれた為に明らかになってきた情報から私たちは知ることが出来るが、当時は斬新で説得力もあり、それがエンタメとして楽しませる切り口であることを、本作の魅力によって知らされた。
長いこと、面白いと思った本を尋ねられると、私が答えていた書名だ。

続編(人気に押されて)も作られた。

萩尾望都先生のファンはきっと漫画読み歴が40年選手50年選手も多いだろうから、ここで書くのは野暮だが、絵の古さなどに批判的なレビューを他の先生方の作品に浴びせている読者がいて、よく残念に思う。

アートスタイルが時代に沿って変遷するのも、作者が大衆に迎合しないユニークな作風を確立するのも、どちらもアリだと思う。「いまふう」であろうとなかろうと、関係ない。
そのときどきに発表されたものを、温かく受け入れられたものを、今のファッション感覚でパーンと安易に断罪するのは、どこか違うと思う。

という私も、長期に少女漫画を離れていた。
カズレーザーさん(「バルバラ異界」推しのコメント良かった)、ヤマザキマリ先生他、コメンテーターの方々がそのTV特番で力説される萩尾先生の別作品の魅力に、これはブランクを早期に取り返さねばと痛感してしまった。40年以上前のラインナップしか語れない私は、自分が時代遅れ。

さぁ、まずトーマの心臓を次読み返そうっと。
萩尾望都の漫画をもっとよめ
ネタバレ
2020年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 萩尾望都を最近知ったクチですが、SFとしてちゃんと面白いストーリーの中で美しく香る薔薇の微香が神がかってますね(?)。しかし今作はBLではないような気がする。後日談の二人がかわいい。
上質な小説のよう
2018年4月22日
これを読みたいばかりに初めて月間マンガ雑誌を購入しました。今読んでも色あせない面白さ。
萩尾作品で一番好き
ネタバレ
2017年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ これで、あらゆる『11人いる!』をコンプリート。前半と後半で、シリアス度が段違い。前半がシリアスじゃないというわけではないが、後半がすごく辛いのである。フォース……。とりあえず、また比較して読もう。
古いけど今でも十分面白い
2017年1月25日
宇宙大学入学試験のお話と、続編は入学してからの話。
タダ(男)とフロル(両性)が主人公で2人がトラブルに巻き込まれながら、恋に落ちて行く。
昔読んだ作品ですが、今でも十分面白い。流石、萩尾望都さんの作品です。
個性的な11人
2016年12月14日
座敷わらしをヒントに創作されたそうです。それぞれの星から夢と希望を持った受験生たち。閉鎖空間での緊張感。萩尾先生の代表作です。王様の星に遊びに行った続編も文句なしの逸品です。各受験生の星でのストーリーの構想をしたものの、主人公が優等生過ぎて話が進まず取り止めたとのこと。
名作
2015年11月16日
萩尾さんのSF作品の中で1,2を争う名作だと思う。未来の世界はこうなるだろうなと今読んでそう思わせるのに作者の底力を感じる。
これはエラーではないのか
2024年11月12日
二年に一度行われる宇宙大学の入学試験には各星系から選ばれたエリートが集まってきた。最終試験は、学部から閉ざされた宇宙船に乗り合わせた10人の受験生が協力して53日間生き延びることだった。ところが受験生たちが宇宙船に着いてみると、受験生は11人いた。人員が一人多いのは、大学側のミスか、それともこのまま試験を続けるべきなのか。ことなる文化を持つ星系からやってきた受験生に、予期せぬトラブルが次々と降りかかる。互いに疑心暗鬼になりながらサバイバルする受験生たちだったが……。
人間である意味
2024年9月8日
読んだ当時、ドキドキ、ハラハラする展開にすごく引き込まれて、
こんな未来がいつか来るのかもしれない、という期待と共に読み終えたように記憶しています。
数十年経った今、現実離れしていないか、もう古い考えになってしまっていないか、ある意味不安を持ってまた読み始めましたが、
現実と類似しているような、でもまだまだ先の未来のような、
色褪せないドキドキ、ハラハラに、すごい作品だと改めて実感しました。

科学がどれだけ発展しても、人間の間で起こる、争い、協力、葛藤、和解、、、良くも悪くもゴタゴタとした面倒なコミュニケーションはずっと続くのだろう、
それこそが人間である意味なのだろうと感じました。
面白い
2024年7月31日
近未来SFもの。主人公たちは疑心暗鬼の中無事試験に合格することができるのか。なぜ1人多いのか気になることがたくさんある。
SFミステリー
ネタバレ
2023年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ SFミステリーの金字塔です。
SFミステリーに友情や恋愛要素を盛り込んだ名作、アニメにもなっているのでそちらも見てみたい。
色々つまっている
2021年10月29日
SFもので、人であっても私たちとはちがくて、そんな違いをどう受け入れつつ一緒に過ごせるのかと考えるきっかけにもなります。比較的明るい作品で、笑いどころもあります。
面白い
2021年9月11日
ずっと読んでみたかったけど機会がなかった漫画の一つでした。壮大なストーリーに伏線、名作と言われるのも納得でした。面白かったです。
フロルが可愛い
2020年5月25日
SF青春物語。フロルが輝いています。個人的にはスペースストリートがかなり好きです。こういうショートギャグをもっとかいてほしいな。
昔、読んだ懐かしい作品
ネタバレ
2019年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供心に、宇宙への憧れを感じさせる作品でしたが、大人になって読んでも変わらず良い内容です。その後の話は、初めて読みましたが、ちょっと悲しいお話でした。
じっくり楽しめる
2019年5月26日
登場人物が多いのに全員にちゃんと細かい設定がありちょっと進んでは読み返して、を繰り返しながら読みました
背景の描き込みもすごくてじっくり見てしまいます
続編はおもしろかったのですがちょっと蛇足のような気もしました
面白い!
2017年10月31日
普通にいい作品です!11人目はだれ!?と自分も考えながら読めるので、面白いです!
犯人は誰か?
2015年11月3日
BL要素も含まれていましたがドロドロする感じがないのでさらっと読めました。
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作家名: 萩尾望都
出版社: 小学館