1975年の作品。初期の恋愛ラブコメは正直合いませんでしたが、こちらは作者の本領発揮という感じで、今なお色褪せず面白かったです。
宇宙大学の実技試験で宇宙船へと向かう受験生10人。しかし何故か11人!1人多いという状況で皆が疑心暗鬼の中、53日間船内暮らし。密閉された空間。見知らぬ人との共同生活。11人目は誰で、目的は何か?
船内は熱くなり、受験生たちは揉め、更なる上は伝染病と畳み掛けてくる展開がスリリング。フロルが元気いっぱい。良くも悪くも知恵を巡らせる可愛いキャラ。
続編はバセスカが主人公で、タダたちは脇役として活躍。大学で勉強&フロルとの恋愛模様あり。そしてバセスカを巡って三国が対立。悲しい結末でした。
おまけ漫画はフロルの可愛さ全開。タダを始め、皆が振り回されています。生存権の話は結論出なさそう。