ネタバレ・感想あり海のアリアのレビュー

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こう来るか!
ネタバレ
2025年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじなど予備知識なしで何となく叙情的で切ないドラマなのかと思いきや、コメディ要素もあるがっつりSFでいい意味で裏切られました。
アベルは元のアベルじゃないけれど新生アベルとして生きて行くんでしょうか。
萩尾先生の作品は音楽をモチーフにした話も多いですが予想外の発想と展開はさすがとしか言いようがないです。グイグイ引き込まれました。
そして全てのキャラクターが魅力的です。
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先ず、歌、在りき
2024年11月4日
、と感じさせてくれる。
言葉よりも、文章よりも、原始的で、
人の根本に根差している気がする。

それに惹かれた高次元のナニカ、ユーモラスに、
SFチックに、しかし、根源的な物語かと。
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めくるめくモー様世界!!!
2024年8月30日
変転し停滞しまた変化する無限の夢幻。数多のページから美しい音楽の流れ出る、モー様初期のミュージカルテイストと、確かなSFの融合。2巻の小品だけど、この先が見たい逸品です。モー様、是非ぜひ続編お願いします!!!
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アベル
2022年7月4日
マリサとの生活を終えるまでの奇妙な超人間ぶりは面白かった。次章みたいな第3話以降、家族のドラマも少し。カインをコリンに替えて、アベルとの双子の確執か。しかし兄弟の微妙な関係や家庭問題にばかりこだわらずに、アリアドとの新たな展開に進む。彼はアベルにとって信用出来ない立ち位置で入ってきて、ストーリーの進行につれて次第に何かと関わり出すが、どうも彼の目的や異星人同士の距離感、なかなかに固定的役割にせず、次々新しい地球外人間型投入。新キャラ登場の度に、地球には既に何人も居るんだろうとの認識で、驚きは減っていく。それにしても話は一体どこに向かうのか。もともとアベルというキャラからしてとらえどころがない。その予想のつかない行動で周囲からは常人扱いされなくなったし、超人的身体能力などでも周囲を振り回す。読み手の自分も振り回される。人間の肉体を持った地球外生命体が、次第に自分の生き方、活動場所を見出だすも、確信も決意もなく、そうなるんだろうなぁという今の延長線の想像で行くという漠然とした感じ。
第六話「ベリンモン」のベリンモンたるやなにものであるか、というくだりに一番惹かれた。
アベルが音楽に感応する絵、海の中にアベルが気持ちよくなっている絵が素敵だ。
全2巻。314頁+313頁。1989~1991年発表。
先生の作品では直近は「メッセージ」を読んでいた。こういっちゃなんだが、あちらと本作の星数は同じだが、本作のほうが遥かに魅力的だ。
最後がとてもよいです。
ネタバレ
2018年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ いまになって読み返すと、雑誌の事情で話が変わってしまったのかな? というくらい、序盤と終盤でお話の様相が変化しています。異星人が大きなひとでに襲われて食べられるのがすごく怖かったです。ですが、最後は好きな終わり方です。こういう雰囲気は、とてもよいものです。
面白い
2024年7月31日
死んだはずの主人公とマリサの奇妙な生活。彼は一体何者なのか。なぜ今の状態になったのか。謎が多い。気になる。
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不思議
2024年9月11日
ファンタジー要素が強かった印象が残りました。この作者さんらしい雰囲気ですが、独特な作品なのではないでしょうか。
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楽器
ネタバレ
2023年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ かなり奇想天外な話w
海でおぼれた少年と生命体?結晶体?が寄生して少年が楽器化するというww
乗っ取られるのとは違い、奏者のパートナーになるような話だけど難しいw
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作家名: 萩尾望都
出版社: 小学館
雑誌: 小学館文庫