ネタバレ・感想ありバベルの図書館のレビュー

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未知と余韻
ネタバレ
2019年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 未知の展開と爽やかな余韻が新鮮な1冊です。かわいらしいタッチですが不気味であやうい雰囲気にハラハラします。あとがきにあった「選ばれなかった物語に手を差し伸べるような話」とあり、成程と思いました。
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世界って結局どうなっているんだろうか
ネタバレ
2023年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初期の作品で、感覚的に好きな作品です。微妙に及ばずの星4つ。
話はどういうことなんだかよく理解できないんですが、「文字」というものの捉え方とか、周囲の世界への拒絶感を持つ少女の危うさとか、わずかなボタンのかけ違いが崩壊にまでつながってしまう感じとか、言葉が通じているのに通じていないとか、夢と現実の境の曖昧さとか、なんかこう、しっくりくるものがあります。
自分の周りにある世界を考え、その可能性や真偽に思いを馳せ、分岐していく世界の多さに押しつぶされるような茫漠とした時間を思い出させるような作品だと思います。
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あとがきで「選ばれなかった物語」についての言及があります。
もしも自分が主人公だった場合、渡瀬くんの能力を知ったら「そんな奇跡的な力がある人間がいるのなら、天使だってどこかに居たっておかしくないわ!」ってなって、自分を誤魔化していた渡瀬くんはほったらかして自分独自に天使探しを続けるというある意味ハッピーなエンドを迎えそうだな〜と思っています。
皆さんの可能性の物語世界はいかがですか?
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