ネタバレ・感想ありヤサシイワタシのレビュー

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ヤエが自分と似てて嫌になる。
ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひぐちアサさんの描写って、普段から人のコンプレックスをよく見てて嫌んなるなあって思います。この人って、単純じゃなくて複雑で、いつも何かしてないと、いろいろ考え過ぎて苦しんじゃないの、だから漫画描いてんじゃないの、って思います。『おおきく振りかぶって』のひぐちアサさんと、『ハコヅメ』の泰三子さんって何か似てんですよね。人に褒められたいんだろうな、って思いますね。
作品の話に戻りますけど、正直言ってヤエが死んでめちゃめちゃスッキリしましたね。ずっと目障りだったんで。何でこんなに協調性無いかな、ってずっとイライラしたし、死にたいんならさっさと一人で死ねよ、善人巻きこんでんじゃねーよって、読みはじめから思ってたんでスッキリしましたね。
これ以外に物語のラストのオチも無いですしね。
アルコール依存、薬物依存、DV、共依存、暗い方に依存したら、なかなか抜け出せないですからね。結構たくさん普通に居るけど。でも、自死しようが自傷しようが、本人の自由だし。結構周りに居るけど、自死するような人に良くしてもらったことってハッキリいってこれまで無いので、どうでもいいというか、話のネタにして終わり、ですね。
自分を大事にして毎日生きてくだけで皆いっぱいいっぱいだと思うんですけどね。
この作品は最後まで読んで欲しい(追記)
2023年1月18日
大きく振りかぶってで有名ですが、この作品こそがひぐちアサさんの真骨頂だと思います。ラブストーリーとジャンル分けされていますが、恋愛はあくまで一要素に過ぎず、本来ならヒューマンドラマに分類されるべきだと思います。

私にも大学生の頃に可愛がってくれたヤエに性格がそっくりな男の先輩がいて、ヤエと結末まで同じなので、ちょっと感想は書けません。

なので、思い出話を少し書きます。

[ここからは本作品とは全く関係ありません。ごめんなさい。]

今、私が伝えたいことは、
①「日本人である以上、海外だったとしても禁止薬物の使用は違法です。駄目!絶対!」という事と、
(私の先輩は、放浪していた外国で、現地の人と仲良くしたいという気持ちから、勧められた違法薬物を使用してしまい、強制送還されたそうです。)
②「本当に決心した人は、何も言わず、躊躇せず、たった10分の間にでも気持ちの赴くままに行ってしまうから、気になったらすぐに会いに行く。」という事です。
(私の先輩は、強制送還直後、家族が近所のお店で買い物していたたった10分の間に行ってしまったそうです。)

ちなみに、私はこの教訓をもとに、職場の後輩を綺麗に整理された独り暮らしの自宅から引っ張り出し、大通りで大泣きしてしまったことがあります。彼女は、夢を叶えて就いた職場に馴染めず、同期と同じようにできない自分は適性がないのではと自信が待てなくなり、思い悩んでしまっていたそうです。こちらからすれば仕事的には全然問題なかったし、十人十色だから同期と同じようにする必要はないというか、寧ろ同期の中では上からの評価は一番良かったくらいなのですが、本人にとっては深刻な問題だったようです。今は、同じ仕事だけど職場を変えてそれなりに元気にやっているとのことなので、少し安心しています。もちろん、それが本当に彼女のためになったのかは私にはわかりませんが、いつか、彼女自身がそんなこともあったなと思える日が来ることを祈ります。

(追記)
先日、彼女が結婚したそうです。支えあっていける人を見つけられたようなので、本当に安心しました。仕事も、以前の出来事を活かして彼女にしかできないコミットの仕方を模索中のようです。人生はまだまだ長いので、これからもっともっと幸せになって欲しい。遠くから応援しています。
刺さる
2017年5月22日
とても刺さる作品です。自分が弱ってるときには読めない。でも、人によっては弱っている、落ちているときにこそ読むという人もいるみたいです。
鬱漫画だとも言われているようですが、読後感が悪くないので自分は鬱漫画だとは思いませんでした。
心に残る、大切にしたい、でも辛い、でも大切、そんな作品です。
好きです。
2017年4月12日
作者さんはおおきく振りかぶってから知ったのですが、この人の世界観がなんだか好きですね。
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面白かった。
2017年3月14日
一巻しか読んでないけど、『夏の前日』思い出した。話自体はそんなに似てないけど独特な空気感は同じ気がした。
クセの強い恋愛物
2017年5月27日
いろいろあってクセが強くなった女子大生と、いろいろあってクセのついた男子学生の恋愛ドラマです。
が、それぞれのキャラ特性や生い立ち・生き方を通して様々な事情がドロドロと積み重なった果てに行われる純愛なので、まあ、一筋縄ではいきません。
キャラ造形がしっかりしているので深堀りするとクセの一つ一つが細やかな描写の上で素顔を隠すものだったり生い立ちや環境の中で背負ったものだったり、人物を紐解いていくと実像は非常に繊細な揺れの部分が見えてくるので、そこまで読んでいけば面白くなってきます。
個人的にはちょっとクセが強すぎてピンとこない。
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暗い…
2017年5月1日
作者さんの別作品が大好きなので読んだのですがその作風を期待して読むとかなーり暗いお話でした。作品としての力があるので気持ちが落ちてる時に読むとこの暗さに引っ張られちゃいます。
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作家名: ひぐちアサ
ジャンル: 青年マンガ 恋愛
出版社: 講談社
雑誌: アフタヌーン