ネタバレ・感想ありChance!のレビュー

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良かった(´;ω;`)
ネタバレ
2024年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごい繋がり
困難たくさんでハラハラしたけど、すごく強い繋がり切れなくて良かった(´;ω;`)
世の中には、こういう繋がりの糸が張り巡らされてるのか?
(見たこと無いけど。)
最期じわった。良かったな
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高校生のピュアな力強さと絶対的な無力さと
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 90年代の始め、大型モールに街の個性が塗り潰されようとしていた頃、廃業寸前のポルノ映画館の孫息子•高3の水村裕二は新入生の九条隼人と知り合います。昨年、全国中学校水泳大会をTVで観ていた水村は九条に「家を潰されない」願掛けをし、九条はその試合で圧勝したのでした。そして高校に入学した九条が校庭を走っているところに、部長の徳永に頼まれた水村が罰走を終えるように伝えに来ます。突然現れた水村の印象が強烈で、九条は水村を探し続け、自分も含めた水泳部の壮行会でやっと水村を捕まえるのでした。言葉にせずとも最初から惹かれあっていた二人に、映画館の立ち退き問題が影を投げかけます。繰り返される嫌がらせから逃げ回る水村を抱きしめる九条、夏の陽射しに煌めくプールの飛沫、電車の中でそっと重ねられる手、後夜祭のオクラホマミキサー、熱く狂おしい夏の中まるで映画を観ているように二人の恋が描かれます。九条と水村を見守る徳永が「世の中上手くいかないコトばっかりだ」と呟きますが、高校生にはどうにも出来ない不条理を、それでも相手を信じて自分も信じて乗り越える切なくピュアな名作でした。ぜひご一読下さい。
ほんとうに
2021年12月16日
先生の作品は空気感というか、漫画だけど行間というか、お話全体の醸しだす雰囲気がとても美しい思います。「宇宙一」で初めて知ってこちらの作品も購入しましたが、途中どうしようもなくぎゅっと切なかった。でも最後はハッピーエンドなので安心してください。シーソーと電話ボックスのところ、気持ちが溢れ出ている素晴らしい絵で大好きです。今後先生が発表される作品ぜひ追いかけたいと思います。
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オトナの事情ってほんと クソ。
ネタバレ
2021年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ノスタルジックな気分になります。町が変わっていくって言う事は、古き良き街並みも壊れていくわけで、自分が 学生の頃とか 確かに ぽるノの映画館とか裏道とかにあったな、とか思いました。それから ショッピングセンターや通りが壊されて、いつのまにか 大きなモールが建っていたり。そういう時代のDKの恋バナです。切ない気持ちにもなりましたが、水村くんの家族が そういう時代の犠牲になって 水村くんが 水村くんの家族の大人の事情の犠牲になって、大けがをさせられたり 辛い思いをしている時に、隣にそっと 九条くんがいてくれた温かさと心強さって 水村くんからすると 何ものにも代えられないギフトだと思いました。それに、高校をやめて、離れ離れだった時も 九条くんが 水村くんの心のよりどころだったと思うんです(泣)。それから 水村くんの同級生のたかちゃんや畑野せんの友情には ほんと 救われる気持ちになりました。ストーリーは 淡々と進む感じですが、そこも 又、よかったな、と思いますし、最後に 水村くんと九条くんが 同棲出来て、その後も ちょっとだけ描かれてあって、あぁ、幸せにしてるんだなって しみじみとし、嬉しく思いました。
よかった
ネタバレ
2021年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 水村くんがおうちのことやお祖母さんのことつらいときに九条くんが心にいてくれてよかった。再開のシーンがさっぱりしてるんだけどそこがまたよくて泣けました。そして新刊『僕の彼氏が宇宙一かわいい件について』の2人が最後に登場します。この2人、ほんとにかわいくてこの形式でも読みたかったなと思いました。
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本当に、"胸の痛みが心地いい"作品でした
ネタバレ
2021年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の心の内にある不安や思いを吐露できず、強がって平気そうな顔している水村くんですが、九条くんの存在が少しでも彼を安心させるものになっていたならそれは救いですね。きっと水村くんにとって、「平気じゃないよ、辛いよ」と助けを求めたいと思える存在が九条くんであったから、思い通りいかずどんなに苦しい生活でも、「ちゃんと生きなきゃ」とまた思えたのかなと感じました。水村くんは、九条くんがそばにいるといつも少しだけ世界が美しく見えた、と言うけれど、絶望的な状況の中にいても誰かにそうやって美しさを見出せたり、必死に踠き一生懸命生きようとしている水村くんの姿こそ美しいと思うし、そんな彼の中にある脆弱さも悲壮感も逞しさも全て美しいと僕は思います。
水村くんの親友、タカちゃんの複雑な想いもまたとても切なかったです。はっきりとは述べられていないけど、タカちゃんの中で、水村くんと友人以上の何かを望む感情もきっと存在していたんだろうな…。「恋のない国に行きたい。」というタカちゃんの切実な思いに涙が溢れました。
最後まで、心揺さぶられる切なさ滲み出る物語でしたが、最終的に彼らの幸せそうな姿が見られて良かったです。おばーちゃんもきっと喜んでると思います。
この作品好きです!
2021年9月21日
初読み作者さん。 SALE中でレビューフォローしている方が☆5つ付けられていたので読んでみました。 この作者さんの恋の描き方が凄く好きです!漫画の描き方なのかな?公衆電話のシーンとか、恋のせつなさがググッときます!(こちらはエロはほぼ無し)。この作者さんの他の作品や、新刊も読んでみます!!
言葉がまとう空気感とぴったりハマる絵
2021年9月20日
新刊の『僕の彼氏が宇宙一かわいい件について。』がめちゃくちゃ好きで、張り切ってレビューを書こうと思っていたのですが、フォロー様のレビューでこちらの作品もとても良いと知り、立ち読みしてみたら、もう、”…キレイ。”で、ギュン!と私の心も捉えられてしまい、そのまま一気読みでした。
本当に、作者さんに選ばれた言葉の繋がりが美しくて、悲しく切ない場面であっても、どことなく心地よさを感じていました。主人公たちだけでなく、水泳部長の気持ちなども、サラリと書かれている割に何だか心にとどまってしまい、スッキリとした読後でありながら余韻もあるなと思いました。
『僕の彼氏~』の2人も巻末に登場していて嬉しい。作者さんの萌えポイントが胸をくすぐります😍
満足の1冊でした。
どうしよう、めっちゃ好き
2021年9月19日
作者さまの「僕の彼氏が〜」がすんごく良くて、彼らの話がこの作品にちょっと載っているということで読んでみたのです。
それがもう、表題作の方に気持ちがさらわれてしまいましたよ。今、遠い向こう岸に流されてきたところです。
こういった作品にはもう何も書かない方がよいのかと。
いえ、ネタバレ厳禁なタイプの作品じゃないんですよ。
何も考えず、情報も入れず、ポンと入り込んでこの作者さまの言葉のセンスに落とされてくださいませ。
いつかのあの日の澄んだ空気、あの時の胸の痛み、自分の中の何かと共鳴して響くものがある作品。映画のようで小説のようでいつまでも心に残りそうです。
二人とも美少年
2021年1月13日
独特で少しだけ懐かしく感じる雰囲気のお話でした。擬音語が手書きじゃなくパソコンで打った文字で、珍しいと思いました。主人公はからっとした明るさがあるのに儚さもあって、ハラハラしたけどハッピーエンドで良かったです。
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オススメします
2014年8月31日
まるっと表題作が入ってます。あらすじにある通り、高校生のお話しです。問題を抱えた子と水泳部の年下の子。悲しい話もあったり難ありっぽかったけど、依存とかドロドロせず、自分の問題は相手に持ち込まない所が良かった。最後、卒業後まで描かれてますのでスッキリ読み終わります。エロは少しです。
切なく狂おしく恋しい
2022年10月3日
*細く美しい線で少年から青年へと成長していく(いかざるを得ない)2人の恋。
お互いを想う気持ちがすごくピュアで、誤魔化したり試したりしないところがとても良い。相手のことを思って口を閉ざすことはあっても、変に疑ったり拗れたりはしない。切ないほど狂おしくお互いが恋しい。。唯一の、そしてとてつもなく大きな障壁は「大人ではないこと」、「子どもの自分たちにはとうしようもできないこと」。始終つきまとう不穏な気配にハラハラしながら読み進めていましたが、2人がちゃんと大人になれた(=乗り越えられた)ところまで描いていただけて良かったです。
再読したらまた新たな読み応えがありそう。味わいのある作品でした。
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しんみり
ネタバレ
2022年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔の作品、読み返したくなって購入しました。自分の身の上がどんな状況でも、恋愛は別軸で進んでいるんですね。哀しいような幸せなような味わいあるストーリーでした。
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幸せになってね。
2021年9月29日
水村くんと九条くんの恋のお話。それだけでよかったのに、大人の事情がたくさん。見て見ぬふりする大人達。高校生はね、大人じゃないかもしれないけど、大人のことわかる年齢なんだよ。何処にぶつけていいかわからない。…水村くんはイイ子だね、おばあちゃんもそう思ってるよ。九条くんに逢えてよかった…九条くんの「いなくならないでね。」が刺さりました。水村くんに一番必要なものをきっとくれる人。九条くんと鷹ちゃんや畑野さん、彼らの存在で救われる。九条くんの卒業後の同棲生活が幸せそうで本当によかったです。
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世の中うまくいかないコトばっかり(引用)
ネタバレ
2021年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「僕の彼氏が宇宙一かわいい件について。〜お泊りデートで彼氏めろめろ大作戦〜」が斬新で面白かったので、値引きしていたこの本を読んで見たいと思い購入しました。
◆この本の最後の4ページは『僕の彼氏が宇宙一〜』の2人の短編が入ってます。

上に書いた本のタイトル長いですよね。この本のタイトル「Chance」が不評だったからでしょうか。なぜどこがチャンスだったのか?なぜチャンスなのか… この本のタイトルの意図が正直わかりません。
闇が深いイケメンと水泳でインターハイにでる実力の持ち主イケメンの恋物語。

◆◆[以降ネタバレ含みます]◆◆
相反する2人が恋に落ち、高校卒業後に同棲生活するまでのストーリーです。
九条くんは水泳部の期待のエース高校1年生。水村くんは高校3年生。家がポルノ映画館で土地開発で立ち退きを迫られ脅迫されています。映画館のガラスを割られる、犬の首を置かれる、殴る蹴る追いかけ回されるなどの被害にあっています。
内容が重いのですが、九条くんの部活の先輩、水村くんの幼馴染みの徳永くんなどはいい子達です。

2人の出会うきっかけは、九条くんが部活の罰で校庭を走らされていた時、水泳部の部長(水村くんの幼馴染み)徳永くんに終わるよう言付けを頼まれ、九条くんに伝えにいった時。この時、九条くんは水村くんに一目惚れをしてしまうのですが。水村くん会いたさに探しまわる九条くんが可愛いです。また2人とも色気があり綺麗です。
えっち描写は中略で最後まで描かれていないので、受けはどっちだったのかは後の水村くんの心の声『違う生き物に変えられてしまった』から推測しました。

立ち退きの圧力、いやがらせや暴行を受けたり、祖母が亡くなったり、映画館が取り壊されたり、水村くん身も心もボロボロにされるんですが、九条くんの存在があり明るい未来に向かっていく姿が最後に描かれています。

◆私は暴力や精神的に追い詰められる系は正直苦手なので、最後ハッピーエンドを迎えても心に受けたダメージは回復しませんでした。。_| ̄|○痛い
幸せになって
2017年6月18日
どうしようもない大人の事情のせいで、無理矢理色んなものを諦めさせられて、傷付きながらそれを見せまいとする感じが切なかった。
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良い
2022年7月18日
高校生だから自分ではどうしようもないことばかりの中で仲良くなっていく過程が切なくて暖かい。
台詞の間とか独特の空気感が良いです。
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作家名: 河井英槻
ジャンル: BLマンガ
出版社: 新書館