原作が英田サキさんの作品を挿絵の担当そのままに漫画化。高階佑さんの絵はキレイなんだけど顔面の動きがなく表情が乏しい。あまり漫画家に向いてるとは思えない。ただ、原作に忠実に描かれているとおもいます。
英田サキさんらしい巧みなシナリオが生かされてます。アクション、サスペンス、ミステリーが絶妙に入り組んでおり、テンポも伏線回収も本当に素晴らしい。
舞台は米国の刑務所。主人公が冤罪で刑務所に送られそこである組織から取り引きを持ちかけられる。最初から潜入捜査ために仕組まれていた。
その刑務所で出会う人達から情報を聞き出しつつ、ある人物と親交を深める。彼の魅力にどんどん惹かれていくが、どうやら彼は事件の鍵を握っているらしい。彼が捜査の目標人物なのか疑い出す。心から彼を信じたい、しかし理性がそうはさせてくれない。
事件が明らかになる時には彼が一体何者なのか知る事が出来るのか。
【独断と偏見評:1(糞)〜10(超絶良)】
①作画→ 5
上手いね。顔面の表現が乏しい感じが青年誌漫画家を想起させ、とても男性的な画風。
ただ、キャラ描き分けがあまり出来てない。
②構図・コマ割→ 4
シンプルで読みやすい。でもやはり判り難い構図や動きが目に付く。
③設定(世界観・キャラ)/構成(粗筋)→ 5
英田サキお得意の一つ、刑事モノ。間違いない。
しかし、もうね、893と刑事モノばっかりで正直新鮮味はない。
④展開→ 10
もう、英田サキの才能には感服。
⑤演出/描写→ 5
演出は問題ない。英田サキだもの。
問題は描写。…拙さが目に付く。
⑥エロ→ 2
あー記憶にない。あったかどうかも不明。それぐらいの程度かも。