ネタバレ・感想あり不思議ハンター スペシャルのレビュー

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黒岩よしひろ最高傑作(個人的意見です)
ネタバレ
2018年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1988~89年の季節ごとに出ていたジャンプ増刊に掲載されていた全4作が収録されてます。個人的には黒岩氏の最高傑作だと思っています。怪力以外に特殊能力のない兄と普通人の妹のコンビで、「天狗」「河童」「鵺」「超能力を持った幽霊」という事件に関わっていきます。「天狗」の話は天狗自体とのバトルはありませんが心温まる話です。「河童」の話は不老不死を得ようとした老人のエゴとその道具とされた少女の話で、最後のどんでん返しで「河童」自身の悲しさと優しさが描かれています。「鵺」は初めて不可思議な相手とのバトルにおよび、鵺と少女の幽霊の背景がしっかり描かれて、襲われた会社社長の末路も話をきちんと終わらせてくれます。「超能力を持った幽霊」は幽霊自体の悲恋の話と共に、軽い気持ちで祟りや呪い等に触れてはならないという教訓も描かれています。蛇足ですが、この後、週刊少年ジャンプにて設定を変えて「不思議ハンター」という作品が連載されますが、これは読むに値しません。
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作家名: 黒岩よしひろ
出版社: ビーグリー