ダイビングを題材にした青年マンガということで、読む前はエロ押しだろうと決めつけていたのですが…いやいや!笑いと青春、友情と恋愛のごった煮!!まさか感動させられるとは思いもよりませんでした!
基本はラブコメ(だと思う)ですが、そこにアルコールとスキューバダイビングを足すことで唯一無二の仕上がりになっています!『酒とダイビングなんて合わせちゃダメでしょ』と思われるでしょうが、本作のいいところはそこをきっちり分けているところ。ダイビングシーンは本当に真面目で、器具の操作や技術も学べるし、海の中の美しい描写に息を呑みます。そしてその感動を台無しにする(笑)飲み会の惨状!!あれ?これ、ダイビングマンガだっけ?飲み会マンガだっけ??と思うほど、お酒は重要なキーワード(笑)になっています。大学入学をひかえている高校生たちは、ぜひ、このマンガを読んでアルコールの怖さを学んでほしいくらいです(笑)
と、ここまでのあらすじでは『笑い』はあっても『感動』はないだろうと思われそうですが。。。あるんです、感動。主人公・伊織と、オープンオタ・耕平が時々ほんとにいいこと言うんです!この2人は一生懸命な人をバカにしないんです。友情でも恋愛でも趣味でもなんでも。
意外と(笑)女性にもオススメです!下ネタ多いですが、セクハラっぽくない下ネタというか、作者さんがそのへんのバランスをちゃんと考えてるなというのが伝わってきます。ヒロイン候補のケバ子(!)の描写が特に、エロアイコンとしての女性ではなく、ちゃんと1人の人間として魅力的なのがいいです!!