ネタバレ・感想ありシルクロードのレビュー

(5.0) 6件
(5)
6件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
為政者の野心、民草、信仰、理不尽な犠牲
2024年7月15日
存亡や消滅、野心や略奪、殺戮。横暴に振り回され領土拡張欲に泣く境界線上の民。世界史の中で正当化された事柄も、前線では難民が行き先を求めてさすらう。時空を前後して話が飛び回る壮大なSFファンタジー。「王女の首飾り」に参った!清らか!。
行きたかったけれど行けないので、漫画で想像を膨らませて読めるのがいい。中央アジア大好きな人必見。因習(結婚などの)も興味深い。
見開き2頁ひとコマ多く横読みすべし。全6巻、1巻当たり平均437頁(空頁含む)。あすかコミックスDX版ベースなので、白泉社版と編まれ方構成微妙に異なるようだ。
以下括弧内は破などゆめコミックス初出西暦年。はるかなるシルクロード(81)シルクロード(81)天翔ける馬(81)シルクロード.キャラバンの鈴(81)天のはごろも(84)風とビードロ(82)風の子守唄(ララバイ)(82)風のメモリアル(82)イシククル天の幻影(シリーズ外)(82)/ゾマのまつり(4作)(85)-ゾマ神の嗤う夜,ロンドンの花吹雪,ゾマの祭り,イエチャブ.ツォの月、星の巡礼(?)星の刻印(?)バンボレットの谷(83)バルマンの鉄柱(83)宇宙ゆく帆船(83)砂漠幻想(86)/姫君の塔(84)ペキネンシス50万年(83)青いビビ.ハヌィム(84)カラ.キタイの娘(84)金の髪 金の繭(86)タシクルガン伝説(86)白い神々の伝説(86)テイサの記憶(88)黒水城(カラホト)の魔女(86)波斯の井戸-カレーズ-(90 )青い柘榴(87)綿の城パムッカーレ(88)/巻き毛のカムシン(86)カシュガル緑の王宮(86)ヘディンの手帳(87)ソグディアナの娘(87)ヤグノブの谷(87)ウイグルの砂(87)雪の朝-ホワイトカングリー(88)サーハスの鏡(88)王女の首飾り(88)百合の咲く谷(88)白鳥伝説(?)湖面の月(89)/聖者の湖イシククル(86)赤い山 白い神(89)天より降りて(?)金と銀の盃(?)欠けたもの満ちるもの(89)マルゥの空ツヴィは砂色(89)金目のツヴィ(89)天と地の神(90)永遠を見る娘(90)そしてカレーズ(90)カレーズ-星の井戸(?)カレーズ-ペルシャ(?)カレーズ-夢(?)カレーズ-幻映(?)/緑色の彼方へ(84?)星の落ちる谷(90)月の宴1,2(90)エンディング(90),駱駝のイブン.サウド、アッサラーム.アレイコム、風の伝説、風の輪・時の和・砂の環
思い出しただけで泣ける…(泣)
2024年3月3日
しみじみと心に染み入る、泣ける物語がぎっしり詰まっていてお薦めです。個人的には「緑の後宮」が一番泣けました(泣)。中央アジアの国々やそこに暮らす遊牧民、シルクロードに興味のある方は、ぜひご一読ください!
いいね
0件
名作です!
ネタバレ
2023年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 神々に纏わるお話を短編方式で描かれた名作です。
とにかく1作1作感動的で、作者様の知識と感性と絵柄の美しさに酔いしれます。
実際に現地に行って取材されただけある臨場感も素晴らしい!
「どの神様が好きかな?」と、ミーハー目線でも読めます(笑)
私はやっぱり1番美しいオリジンと、可愛いカムシンが好きかな。
涙なしで読めない!
2021年8月9日
30年以上前に、単行本を揃えて何度も読みました。今もまだ当時買ったものをそのまま持っています。電子書籍になったのを久しぶりに読みましたが、I冊あたりの値段は安いのに、たくさんの話が入っていて、ものすごくお得!
そして、やはりボロボロ泣いてしまいました。平和に穏やかに暮らしている人たちの思いが理不尽に踏みにじられる様、それに寄り添うように登場する神の怒りや嘆き、とにかく切ない思いでいっぱいになります。
また時空を超えたSF的要素もおもしろく、シルクロードの歴史的浪漫も詰まっています。これを読んだ影響で学生時代、バックパック背負って中国やらインドやら一人で旅行したのを懐かしく思い出しました。
ファンタジーの最高峰
2021年5月4日
昔擦り切れるほど読みました。いろんな時代といろんな国を舞台に切ない物語が詰まっています。どうか時間をかけてじっくり読んでほしいです。
壮大すぎて
2020年5月24日
昔、単行本の第1巻を古本屋で買いました。
短編集ですが根っこは天山の10人の神様の話。
歴史物が好きで、シルクロードとかペルシャとかの辺りに興味があったらきっと楽しいと思います。
レビューをシェアしよう!
作家名: 神坂智子
出版社: ビーグリー