ネタバレ・感想ありオルフェウスの窓【新装版】のレビュー

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涙無しでは読めない名作
2024年12月20日
池田理代子先生の作品の中で、一番好きな作品です。この作品に惹かれて、レーゲンスブルクにも行くくらい、のめりこんだ作品です。
主人公は、男装の麗人ユリウス、天才ピアニストで奨学生のイザーク、そして身分を隠しているロシアの革命家のクラウス(本名:アレクセイ・ミハイロフ)。この3人を軸に物語が展開してゆきます。
とにかくクラウスが格好良くて、たまらないです。殆どの方は、登場人物の中の推しはクラウスではないでしょうか?と思うほど、格好良く魅力的に描かれています。
恋人を振り切ってでも、自分を追いかけてロシアまでやってきて再会したのに、それでも自分の信念の為に生きるクラウスの生き様は本当に格好良いですが、実際に夫や恋人となったら大変でしょう(笑)
結局、ユリウスもクラウスもイザークも幸せとは言えない人生を歩むことになってしまうのですが、それぞれのドラマチックな展開が凄くて、ベルばらとはまた違う、超大作だと思いました。
窓に導かれた運命に殉じて
2024年10月14日
由緒ある男子校の音楽学校には「オルフェウスの窓」という悲劇的な伝説を持つ窓があった。その窓から最初の見た人物と恋に落ちるが、ギリシャ神話のオルフェウスとエウリディケの悲恋にちなみ、その恋は悲劇的な結末を迎えるという。運命の窓で出会った男装の令嬢ユリウス、ロシアから亡命していたクラウス、ピアノに魅せられた男イザーク。三人をめぐる物語はドイツ最古の司教都市レーゲンスブルクを皮切りに、音楽の都ウィーン、革命前のロシアと舞台を変えながら繰り広げられる愛と感動の一大感動巨編。
おもうひとあらずんばこそ
ネタバレ
2024年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 理代子先生のお書きになるものってどうしたってこんなに悲劇ばかりなのでしょう。それが魅力で、私も大好きなのは間違いありませんがやはり毎度毎度嘆いてしまう。質の高い嘆きなのでしょうね。ベルばらで、おにいさまへ…で、クロディーヌで、ありとあらゆる先生のご著作で報われなさ苦しさ噛みしめて、これ以上の悲劇があるというの、と思っていた私でした。だけれど、名高き鬱漫画は流石です、思いもよらぬほどの大打撃。今度こそこの上ない絶望と、それに負けぬ幸福を味わいました。塩キャラメルみたいなものですよ。悲劇のどこに幸福があるのよ、とおっしゃるかた、もう早く人生も恋愛も終わったほうが幸せだと思うくらいにみなさん脇役という脇役まで余すことなく怒涛の不運なのです。だから結末も、悲痛にくれると同時に生きながらえるだけ痛々しい主人公でしたから、よかったね、やっと終わってこれでよかったね、と涙ながら呟くことになるしその分みなさんの束の間の幸せがとても輝くのでしょう。哲学的で愛があって、いちどでいっぺんに大人にしてくれる、そんなオルフェウスの窓ではありました。大好きです。
名前が覚えられない
ネタバレ
2023年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話はとても面白かったのですが、カタカナの名前覚えられない芸人にはツラい漫画でした……
みんな名前が長いᐠ( ᐙ )ᐟ
やっと名前覚えたぞ!……と思った矢先に死ぬ。好きになったキャラは死ぬ。推しカプも死ぬ。みんな死ぬ。とにかく死ぬ。何故だ。
あ〜死んじゃった……と思い名前を忘れた頃になんか出てくる。君の名は???
ロシア革命真っ只中は特に地獄でした。聞き馴染みのないカタカナのオンパレードで人名なのか地名なのか派閥名建物名なんやかんやのアッパラパー。
いやお話は面白いのです。名前が覚えられないだけで………………
重厚なメロドラマ
2023年5月28日
フランス革命は民主主義の成立に、ロシア革命は社会主義国家の成立に。私達の今に直結する出来事、それをテーマに壮大で、当時の様々な階層の人々を描いた。御都合主義な面は否めないが、それも運命と呼びたい名作。
長編歴史もの
2022年10月21日
はじめはドイツの音楽学校を舞台にした青春恋愛漫画かと思いきや、すっかり歴史大作になっている。面白くて、ロシア革命に興味が湧く。登場人物が多いので読み返しながら読み進めている。
トラウマ作品
ネタバレ
2022年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 理代子先生といえばこの作品に尽きます
ネットを知ってSSの世界を知りオル窓のSSを読める限り読みました
実際の作品で耐えきれなかった少女時代を中年になって何とか消化しようとしたのがSSの世界でした
ユリウスに肩入れしてリアルで読み始めたのであの3部後半と4部は受け入れがたかった
電子コミックの感想と離れてしまいますが、ネットの世界で当時の自分のような読者が数多くいたことを知れたことは大きな喜びであり発見でした
これだけの世界を20代半ばで描ける理代子先生は凄い
しかし主人公(と自分では思ってます)にもっと愛情をもってほしかった
やっぱりクラウスが好き💗
2022年2月26日
何十年かぶりに読み返してます。
やっぱり私は断然クラウスが好き🖤
でも大人になってイザークの良さも解ってきた。
懐かしい
2020年11月17日
あまりの懐かしさに思わず読み始めてしまいました。どこかベルばらと重なる描写に心打たれてます。
名作
2020年7月29日
結構古い漫画なのですが、現代で読んでもすごくおもしろいです。
大河ドラマ
2020年3月17日
音楽学校の学生生活だけの話かと思ったら、後半はロシアの革命運動の話になり、壮大な話でした。レーゲンスブルクの学校時代の話がハラハラするけども読後感が良かった。後半は辛いことが多く、ユリウスがさらに弱々しくなってしまった。登場人物達が恋や革命、保身や裏切り、いろんな立場、に翻弄されるので、自分はどっちの人間だろう?と考えさせられる。マリア・バルバラ姉様が自分には救いだった。
少女漫画でこのクオリティ、、、!!
2019年4月1日
この緻密なストーリー構成や時代背景に沿った絡みまくった人間模様!巨匠池田理代子の最高傑作です。絵も、作者が一番油の乗った時期のもので、迫力がハンパないです。頭のいい作家様の作品はやはり後味が違いますね!
オルフェウスの窓の読後感
2019年1月1日
"お茶を濁す","時代に迎合する"といった作品が圧倒的多数の昨今、
このレベルの作品が出てくるのは、稀だと思います。
絵、内容、ともに日本の漫画の中で最高レベルだと感じます。
男装の麗人
ネタバレ
2017年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ オスカルの次はユリウス。男装の麗人好きな人にはたまりません。ユリウスがクラウスを追って、それに気づいたクラウスが汽車から飛び降りてユリウスに会いに行くところは何度読んでもイイ‼ 
ドイツロシアが舞台
2017年6月16日
素晴らしい作品です!さすがは大巨匠です!かなりの長編ですが読む価値あり!
壮大な人生ドラマ
ネタバレ
2017年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ベルバラにはハマりましたが又もや主人公が死ぬと聞いていたので読むのは敬遠していた作品でした。が、ずっと気になっていた作品だったので読んでみました。ユリウスもオスカルと一緒で男装の麗人です。凛々しかったユリウスもクラウスと出会って恋をしてから段々とか弱くなっていくのが今まで随分無理して頑張ってた女子なんだなって気の毒になりました。そしてイザーク。年と共に酸いも甘いも経験した大人のカッコイイ男に成長していきます。幸せになって欲しい(涙)。お姉さまも。作品の中で私はレオニードが一番胸が締め付けられたました。あのストイックな男前がたまりません!壮大な人生ドラマでした。名作だと思います。イッキに読んだせいか世界にハマりすぎて読んだ後はしばらく廃人になりました。
みなさん
2017年1月3日
ゆわれている通り 私も後半の変わりすぎた作画がちょっと辛かったです。。あと、子供時代のモーリッツきらいだったけど大人になったモーリッツになぜか萌えました。あとレオニードにも萌えました。何回も読み返しました。
歴史を背景に悲恋
2016年3月11日
昔読んでとても感動した作品。そこで出逢うと悲恋に終わるという伝説を持つオルフェウスの窓。そこで出逢った三人の男女の話。ドイツの音楽学校からロシアへ舞台は移りロシア革命を背景に壮大でドラマチックなストーリーです。18巻と、長く一言では表せませんが、涙無くしては読めませんでした。ただ、昔の作品なので、絵が古く、言い回しが、やや大袈裟で、歴史を説明する文章が長く感じるなど、好みが分かれると思います。何十年ぶりに(笑)読み返しましたが、感動しました。昔の漫画の良さがあります。
懐かしい!
2015年10月20日
随分前に読んだので記憶が曖昧でしたが、やっぱり面白いですね!ストーリーも単なる恋愛もので片付けるには勿体無いほど奥深い!
良かった
2015年10月12日
ベルばらにつぐ良い作品だと思います!正直絵は古いしあまり好きなタイプではないですが、すごくおもしろいです。
号泣ものでした
ネタバレ
2015年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 懐かしい!!大好きでした!確かこれって1部と2部に分かれてるですよね。1部の最後超好きだったし、2部のユリウスの最後はもぅ〜号泣ものでした。最高です。
確かロシア革命が絡んだお話でした。ベルばらも勿論好きだけど、こちらも是非おすすめです。1部だけじゃなくて2部も是非読んで。どっちも最高です。超泣けます。
もう一つの大作です。
ネタバレ
2015年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 池田先生の「ベルばら」に続く大作ですね。私がまだ10代後半の頃に読んでいたので記憶に間違いがあったら御免なさい。確か、ドイツの音楽学校にあるオルフェウスの窓から下を見下ろした時、一番最初に視界に入った人と悲劇的な恋愛をすると言うお話しのはず。その通りそこでユリウスとアレクセイは恋に落ちるのですが、ロシア生まれのアレクセイには人には言えない秘密があった……。長くなるので説明は全部出来ませんが、とにかく、ユリウスとアレクセイは結ばれますが、その先には悲しい結末が待っているのです。悲しいです。
長過ぎて…
ネタバレ
2024年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても引き込まれたし感動した。でもロシアでのエピソードがあまりにも長いし登場人物が増えすぎて疲れた…。クラウスとユリウスのラブストーリーは最高だったけど、クラウス(アレクセイ)蜂の巣にされるわ、最後にユリウス殺害!!が最悪過ぎてトラウマになったのが残念。ユリウス、殺すか?!ガリーナが乱暴されたシーンもトラウマ。
素晴らしすぎて辛かったです。
ネタバレ
2022年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドストエフスキーかトルストイか池田理代子かってくらい、重くて暗くて人間関係が面倒くさい。死が多すぎる。なんであんなに殺しちゃうかなぁ。
ちょっと残念
ネタバレ
2020年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名作だと思います。
情景描写も丁寧だし、史実をうまく絡めてさすがの手腕だと思います。
しかし!
前半と後半のユリウスの性格が違いすぎるのが引っかかりました。
特に、アレクセイ(クラウス)の亡くなるシーン。あんな愚かな女性だったでしょうか?ユリウスは
懐かしい
2018年3月20日
後半は絵の古さを感じませんでした。歴史ものですが、しっかりした時代背景や人物が海外もの特有の嘘くささがなく、オペラを見るような気持ちで読ませて頂きました
初めて読みました
2015年10月23日
名前は聞いたことがあったのですが読んだのは初めてでした
一冊無料で読み始めたら、美しい内容と絵にはまり第一部(?)10巻まで購入です
池田先生のベルサイユのばらが好きなので私はこういう世界が好みですが、好みが分かれる作品なのかな⁈

他の方も書いていた通り文字が多いのでスマホで読むにはかなりキビしかったです笑
壮大なストーリー。
ネタバレ
2024年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ベルばらの次?くらいに読みました。壮大で重厚、ロマンティックな物語です。ただ、時代背景のためか弱い立場の女性が痛めつけられるシーンが多いです。ロシア編の最後の方で、妊娠中のユダヤ人の女性が、ユリウスを庇って惨殺されるシーンは、今もトラウマです…。この子、幸せな時期って、短い人生のうち、何日くらいあったんだろう、って。
読みごたえはあるが
ネタバレ
2023年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結局アーレンスマイヤ家の秘密の関しては晒されないままというか、最初のミステリーっぽい導入から完全解決を期待してたら期待外れになりますね。
ユリウスが殺されたあとのマリアバルバラやイザーク達の姿も描かれないでいきなり数年後だし。
ロシア革命に関しては流れがわかりやすいです。
イザークの立身出世編もいいですが、最終的にどれが主題だったんだろう?って感じ。
虚しい
2020年5月4日
歴史の大きな流れの中で幸せになる為に生きた人たちの物語。物語の主人公は登場人物達ではなく歴史そのものだったんだろう。そう思うくらいやるせない思いが残った。
懐かしいです。
ネタバレ
2020年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありましたが、前半は好きです。後半になってから、内容が複雑すぎたのとユリウスの性格が変わってしまって、残念だった。あの強気なユリウスのままでいてほしかったな。話の流れから不幸な終わり方しかなかったのかもしれないけど、なんとも言えない結末です。
名作は名作です!
2019年3月22日
この世界観にどっぷりとはまり、廃人になります。
主人公と同じ気持ちになり、苦しくて苦しくて、、、

でもでもでも。
行き当たりばったり感がいなめないのです。。
(巨匠にこういうこというのも申し訳ないのですが)

最初の頃の話と、最後、全然方向性が違うんです。
それなのに、突っ切るでもなく、最後はまた最初に無理やり戻し、えっ!?そうなるの??って残念な気持ちでいっぱいです。

私が一番残念だと思うのは、クラウスの名前です。
途中から訳あって変わるのですが、ユリウスには出会った頃のままの呼び名で呼んでほしかった、、、

と、残念なところもありますが、名作なので、諦めずに最後まで読んでほしいです。歴史の背景もよくわかるし、おすすめの漫画です。
風呂敷を広げすぎた
ネタバレ
2017年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドイツ、ロシア、再びドイツで繰り広げられる物語

イザークの指の怪我はまだしも、ロベルタはナイワー

ロシア革命のくだりも、風呂敷を広げすぎ、文字数が多く、読者が把握するのが大変な感もあり。
最後のヤーコプ再登場も、せめてロシア編からその片鱗を見せて欲しかった。
歴史ドラマとしては圧倒的にベルサイユのばらには
負けますな

懐かしい
ネタバレ
2017年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔、ベルバラのあとに読んだ作品です。でもオスカルやベルバラとは違っていたのがつらくて、途中でギブしました。名作なんでしょうが、悲しくて読めない作品です。ファンの方ごめんなさい。
確かに暗かった
ネタバレ
2016年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大昔、友達にネタバレされていたので読まずにいたのですが、無料分を機にやはり一度は読まねばなるまいという心境になって読んでしまいました。
前評判通りでした…。


過去の業を背負っているためか、ヒロイン(主人公?)の結末には致し方ないのか、でも他になんとかならなかったのか、救われない映画を観終わった時の心境に似たものを感じました。
切ない
2016年9月4日
最初のユリウスの話の所までは好きです。
イラストもユリウスの所までは好きなので。

イザークの辺りからどんどん暗くなり、ロシア編はもう苦しいです。
特に最後のクラウスとの別れのシーンは。

なのでこの作品はいつもユリウスの所だけ読んでいます。
フリデリーケも可愛いし、この頃のイザークも純粋で若くてエネルギーが溢れていますね。
新装版!
2015年10月22日
電子書籍だと新装版の違いがわからない…。面白いんですが文字が多いし小さいし、スマホだと疲れます。紙で読むべき作品ですね。
ベルばら
2015年10月21日
の作者さんだぁと気になって無料分のみですが…ついていけなかった。文がながくて私には無理でした。ファンのかたすみませんm(_ _)m
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