ネタバレ・感想あり薄荷廃園の主人と執事。のレビュー

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ちょっと待て 執事の出番が少なすぎ
2022年8月10日
と、思わず心の俳句を詠んでしまう1冊。
いやでも内容は良かったんですよ。

173ページ。
全4話なんですが、表紙の執事姿が見られるのは4話目のみ。
1〜3話は執事になる前日譚に当たります。主人公の七騎と、教育施設で仲間だった帯刀の、歪まされてしまった友情が悲しい。
作中の時系列順並びで収録されていますが、発表順は4話が先のようです(初出の記載が無いため正確には不明)。
4話は、薄荷公路邸にメイドとしてやってきた少女の話。謎めいた屋敷での日々、自分のこれまでを肯定してこの先を変えていこうと決める強さ。
全編通して、人を人たらしめる「誇り」は美しい、そんな話でした。

設定は荒唐無稽。坊っちゃんは宝石だし、立て続けに天変地異が起こった後だし(その割には色々残ってる)、孤児を集めた施設は異様に殺伐としてるし、なんかすごいです。お祖父様はどうやって生活してるの、とかも……。
それでも、美しい何かを求める物語というものに魅力を感じる性質には、面白かったです。
ドキドキハラハラ
2022年5月28日
ファンタジーだけどミステリーとも言えるような独特な雰囲気でした。
七騎を悪人だと思って読んでいたら、途中から善人にも思えてくるし、謎深い坊ちゃんと押しかけ執事の不思議な物語に、ドキドキハラハラしながら読みました。
少し風変わりな主従🌷
ネタバレ
2015年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 坊ちゃんは石で執事は泥棒といった少し風変わりな主従のやり取りが面白いです。
続きが気になります。
不思議な少年と青年のお話です。
2019年10月1日
わりと残酷な設定なのに、登場人物たちの性格のせいかさらっとした読後感です。なるしま先生らしいほのぼのした中にピリッとした悪意が絶妙に混じった作品なのでお好きな人にはオススメです。ぜひ続きが読みたい…!
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初めての作者さん
2017年2月12日
安くなっていたので気になって購入しました。お話の内容が独特で良かったと思います。
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作家名: なるしまゆり
出版社: KADOKAWA