SF&ファンタジー。1巻は1991年発売。主人公ですが傍観者として時間を旅するファサードは何者?狼面、二対、ナーク、教授、そして5人目はまだ謎。
絵柄は波津彬子や道原かつみ系統の印象。頭と肩幅に対して体が細い感じ。後半は鼻が大きくなり、ペンタッチが荒く、最初と比べて明らかに違いが……。アナログのカラーの濃く美しく、全体的に宗教画っぽい雰囲気。特に動物が魅力的だと思います。
古代から未来の宇宙まで色々な所に飛ばされるファサードが、様々な人に出会い関わり、最後は別れ、そしてまた時は巡り……。それにしても人類は常に争い憎しみ合い、差別に偏見だらけ。同時に喜びや優しさもありますが、悲しいことが多いです。
「ローシェ限界」は自分の頭では理解しきれず難しいSFでした。「その果てに愛はあるのでしょうか」でファサードの正体が分かったようなそうでもないような……。結末はどうなるのか気になる所。