人間の血を手当たり次第に飲むのではない自制した吸血鬼(この話の場合、主人公の両親)と、本能に従って人を襲って飲もうとする吸血鬼(この話ではお姉さん達)とがいて、後者が手当たり次第に飲んだために人から逆に襲われるようになる、というステレオタイプな内容のスタートで、結局、人vs吸血鬼のありきたりの話になるのかなと思いながら読みました。只、主人公と恋仲になりそうな人間が、血を吸われるシーンで恍惚とした表情で「快感」と言っていたことと、人の血を吸いたがらない主人公が今後どうなっていくかということ、よくわからない「鮮やかな血」が見つかるのかということが気になるので、期待を込めて星3つの評価にさせていただきます。