お互いを想い合っているらしき、セラとルミナ。異母兄妹という枷だけではなく、2人のお互いへの想い方が微妙に違っている残酷さ。別離と再会の一連の流れで、期待と失望の落差に何度も心が掻き乱されます。セラというキャラクターの描写が凄くて、ルミナだけじゃなく読んでる私も、憎いぃぃ…(でも嫌いになれん…)と歯軋りしちゃう。
のばら先生のお話はどうしてこう、人の心をゴリゴリと抉ってくるのでしょう。ページを捲るのがいつも怖い。それなのに中毒のように読んでしまいます。
のばらあいこ先生・秀良子先生・雁須磨子先生の御三方の作風が、ニコニコしながら皮膚の薄いとこつねり上げてくる感じで、勝手に「読者翻弄系ドS作家」って名付けてますw