ネタバレ・感想ありRHINO―ライノ―雨宮智子作品集のレビュー

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映画的な捻りある短編集
ネタバレ
2023年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 210ページ。
アメリカが舞台の7作入り短編集。全体的に映画っぽい印象。
・『ANGIE』見せもの小屋の少女との思い出。郷愁。
・『Lady Noel』妻を亡くした男に訪れる、クリスマスストーリー。
・『EAST WEST』辺境の酒場に訪れる人々。少し不思議なショートオムニバス。
・『ロレッタがいてくれたら…』街のチンピラ、天使のような少女を偶然誘拐することに巻き込まれてのゴタゴタ…の思い出話。
・『REWARD』男女二人組が銀行強盗のつもりで盗んだものは金ではなくて冷凍精子。女の行動が、私には恐怖。
・『クウォランティーン』火星に行く権利を得た、女になりたい男の、火星に行くまでの猶予期間の出来事。これは幼馴染が独善的で、結末がとても苦手。
・『RHINO』真夏の大雪、終末を予感する世界での話。死んでしまった母親と、恋人に連れ出される娘。
〜〜〜〜〜
いわゆる「いい話」なんだと思うんですが、著者と感覚が合わず、登場人物の行動に同調できませんでした。中立の星3つ。
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作家名: 雨宮智子
出版社: ビーグリー