ネタバレ・感想あり子午線を歩く人のレビュー

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ちょっと凹んだ時とかに読んでました
2016年10月11日
この方の描く作品は、飼い猫の「ゆず」を飼う前と
その後で、作風が変わったように思っています。

「ゆず」を飼う前は、総じてこの本のような
切ないような、寂しいような…、繊細なガラスのような世界に
ポッカリ陽が差している…そんな作品が多かったように思います。

★4ですが、この評価は多分に主観に則っていると思いますので
試し読みで判断してください。

ソレで興味を持たれた方は、買って失敗はしないと思います。
お勧めは、巻末の 「今宵楽しや」 です。
題材は好き、感覚が少し合わなかった
2024年5月25日
197ページ。
短篇11作、イラストつきエッセイ2つ、エッセイ漫画1つ。
この作者さん、ずっと気になってはいたもののなんとなく手が出ず、この度ようやく読みました。
読んでみて、なんとなく手が出なかったのは相性がずれているからだったんだな、と納得。
お説教っぽいとまではいかないものの、どことなく常に背後から作者さんの意識の圧を感じてしまう。私は、「当たり前のように隣にある不思議」が好きなのですが、この作者さんの世界は、不思議との境界線があるように思いました。
巻末作品の『今宵楽しや』はそういった感覚が少なく、これが一番好みでした。雪の降る日、酒屋のおじいさんの思いついた楽しいことのお話で、星4つ。
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作家名: 須藤真澄
出版社: KADOKAWA