ネタバレ・感想ありないしょの話 山本ルンルン作品集のレビュー

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この短編集は一種の人生の皮肉な話かも⁉
ネタバレ
2023年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ この中で絶望している女の人が、気持ちが悪い宇宙人達が人間をさらっているのをみても、彼女は恐れずに、嬉々として、連れていかれようとしました。
そんなにこの世界が嫌だったのかと思いました。
でも皮肉なことに彼女は置いていかれました。何で連れて行ってくれないのよ・・
と嘆く彼女がもう印象的で・・。いやコロサレルカモシレナイのになあ・・。
女ってそういう大胆で無謀なところあるよね。🙂
他にも、ちょっとブラックで切ない話ばかりでした。
名作だと思います。
ままならぬ人生を抱え、少しだけはっとさせる驚きを与える作品ですね。❗
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さすがの実力
2023年4月20日
絵はさすがのルンルン先生でとても可愛らしい。しかし内容はなんとも不思議な感じでそこにブラックなストーリーが展開されていてどの話もかなり面白かったです。
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ひと匙の毒がキュートさを引き立てる
2023年2月3日
194ページ。
ポップでキュートで毒がひと匙、6作入り短編集。
・『ないしょの話』お姉ちゃんに憧れる妹、邪険にされてたりもするけどやっぱり仲良しなんだよね。子供の頃だけ一緒の「見えない友達」とお隣の男の子と子供らしいお葬式ごっこと、とても良かったです。星5つ。
・『ミス・シュワルツは絶望している』ひとりぼっちのオールドミス、宇宙人との交流と僅かな変化。レトロさあるキモ可愛い宇宙人のデザインが好き。星4つ。
・『未来処方箋』吉と出るか凶と出るか、未来を賭けた謎の薬でバンドマンの青年の身に起きた出来事。星3つ。
・『ぼくのばら色の世界』前後編。少年の世界には、父親から届く遠い国々からの手紙、少し怖い祖父、冴えない学校生活。本当のことを知った時、世界の色を決めるのは自分自身。星4つ。
・『シンシア』描き下ろしで、これだけ短いです。嘘になるのがわかってしまう言葉って切ない。星5つ。
・『空色のリリィ』この話があってこそのこの一冊。何を書いてもネタバレになりそうなので自重しますが、めちゃめちゃ切なかったです。あと、クズ教師に災いあれ。星5つ。
魅惑のルンルンワールド!
ネタバレ
2023年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山本ルンルン先生が描いた短編集です。
レトロチックで可愛らしい絵柄に反してブラックユーモアが効いた物語の塩梅がたまらない(*´ー`*)
特にお気に入りの『ぼくのばら色の人生』と『空色のリリィ』の感想をさっと書いて終わりたいと思います。

『ぼくのばら色の人生』
海外に出かけているお父さんの手紙を心待ちにしている孤独な少年スグルの話
この世界がグレーに見えるか、ばら色に見えるかは心の持ちよう次第。

『空色のリリィ』
ゾンビパニックが起こった後の世界の話
ゾンビを排除するのではなく、ゾンビと共存することを選んだ社会は、どこかコロナ禍の現代の世界に通ずるところがあるなと思いました。
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短編集
ネタバレ
2021年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ないしょの話」が「空色のリリィ」につながるのだと思うと切ない。
ゾンビになってしまった幼なじみを育てているお母さんのセリフが泣ける。
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作家名: 山本ルンルン
出版社: 小学館
雑誌: フラワーズ