この直前に読んだHQと趣向はちょっと近い。こちらは弟クンが二三枚噛んでくる。けれどこの弟は曲者だ。ストーリーを動かしてくる。
お兄さんが既により大きく悩んでいて、そして、弟の揺さぶりが更に油を注いでドラマがどう転ぶのか、そこに動きが生まれた。
ただ、かき回され具合が逆にメイン二人のラブへの共感を妨げた。
絵は彼の髪の毛が時々素敵に見えるが、岡田先生の男性はもっと軽い感じのするほうが私の目には魅力的なので、この真面目男子が恋に悶絶する場合は、浮かれのあとのギャップをアップで見せてくれても、とは思った。時々首が馬を連想させる。