ネタバレ・感想あり2年3組の面々のレビュー

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三崎先生大好きだ~
2022年2月27日
「はるのうららの」でハマッて全作品一気に集めてしまいました。こちらは章ごとに生徒の視点が変わるオムニバス形式なのでそれぞれの立場になって感情移入できるのがとても良かったです。三崎先生の他作品もそうですがほんわり優しい画と、誰にでもある綺麗なだけじゃない感情やそんな自分の気持ちに対する葛藤などのリアルさのバランスが良いし、完璧じゃない等身大のキャラたちが愛おしくなります。
基本的にどのお話も少しビターで、一方通行の恋の矢印がいろんな方向にでていたりつらい過去があったりでちょっと切なくなるしそれぞれの章の終わりかたも何ともいえない感じで心配しましたが、ラストにみんなの『その後』が描かれていてそれを読んだら安心しました。その結び方もわざとらしくなくとても爽やかで絶妙で、やっぱり三崎先生大好きだなーと思いました!
三崎先生、好きだ
2022年1月26日
三崎先生、既刊の作品の中で最後に残していた作品。
先生の心の抉り方と甘さのバランスが、自分的にとても好きですが、
本作はかなり抉ってくるのかなと恐れていたので。

でも大丈夫でした。
1冊の作品として素晴らしくて、感動しました。
ハッピーな雰囲気ではないけれど、読後感がとても良かった。
そういう面でも素晴らしいと感じました。
最後に読んで良かったと思いました。
三崎先生の中で1番好きでした。

タイトルの通り、2年3組の面々のお話なんですが
単に色んな恋が描かれているだけじゃないです。
群像劇と呼ぶのはもったいない。
でも正に群像劇。
ほんと、さすがです。
三崎先生が好きで、読んでいて良かったと思いました。
タイトル通り
2022年6月17日
2年3組の男の子たちがたくさん出てきます。話ごとに主人公が変わり、場面がリンクしているのが面白いです。「やさしいやちよ」収録の「パンドラの箱」の主人公、久藤くんと望月も少し出てきました。
あまりない感じ
ネタバレ
2021年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「大した悩みもなさそう」な2年3組の男の子達の織り成す悩み深き恋愛模様。1回読んでもう一度読みたくなります。そうだったんだって。5人を取り上げていますが、男を好きになる男の子が多過ぎていくらBLに脳が侵されているといってもその数珠繋ぎっぷりにタジッとなりました。お話としてはよかったと思います。特に論の気持ちの変遷が興味深かったです。ラブ的には動きはじめた感じでした。教育実習の先生はちょっとかわいそうかな。でも先生にも支えてくれる人がいるようでよかったです(笑)。
2015年1月 総212ページ 修正=見えない構図。
じわじわ好きになる作品
ネタバレ
2017年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白い切り口!オムニバス形式で2年3組に在籍する色々な男の子達の恋愛模様を覗けるお話です。空気の読めない担任教師視点で物語が始まるんですが、彼もカラっとした嫌な大人というだけじゃなく可愛げもあって素直に読めます。1つ1つのお話が短い点がやっぱりどうしても寂しいのでもうちょっと掘り下げたお話も読みたい。
意欲作
2017年2月23日
まず、登場人物が多く話も入り組んでいます。また人物の描きわけが甘いのでサラッと読むのには向いていませんので時間を割ける時に読むの推奨です。

一見何の変哲もない2年3組の教室のワンシーン。そこから複数の生徒の視点に切り替わりつつ周辺を掘り下げていくオムニバス方式。
どの子の視点になっても教室のワンシーンに繋がるので、こういう事ね〜な楽しみがあります。ただ、可愛い絵柄の割に重めな内容なのでそこを楽しめる方じゃないと…DKならではのキュンを求める方には不向きかな。

色々あって歪んだ感情を腹に抱えてる子が多く出てきますが、最後はまずまずの所に着地してますので後味は悪くないです。
良かったけど
ネタバレ
2017年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話は良かったんですけど、絵がもう少しすっきりしてほしいなぁと思いました。背景かな?
色んな話が繋がって、この台詞はこういう意味だったのかと途中で分かるところも楽しかったです。
結構暗い
2019年2月6日
2年3組の生徒たちのあれこれが描かれた短編集です。それぞれリンクしてます。
好きの矢印があっち行ったりこっち行ったりしてるのですが、キャラクターの顔の判別が出来なくて戸惑ってしまった…
内容は、結構暗い感じ。ハッピーエンド感はあまりないかな…でもさらっとしてたので読後感は悪くはなかったです。
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