ネタバレ・感想あり少女終末旅行のレビュー

(4.3) 21件
(5)
12件
(4)
6件
(3)
2件
(2)
0件
(1)
1件
「終わるまでは終わらない」終末の寂寥感が
ネタバレ
2025年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしいです。
読んでいると『世界の車窓から』を思い起こす、終末の世界をただ眺めている気分になる作品。
これ以上の「終末」作品を私は見たことがない。
チトとユーリ、二人はほんの少女であり、知っているのは自分達の見た範囲だけ。読者に届くのもその範囲だけで、過去の姿は垣間見ることしかできず、真相を詳しく知ることはできません。その匙加減が素晴らしい。
目標のために進むこと、進むためには動くこと、動くためには食べること……現代日本で頭でっかちに過ごしていると忘れがちな、シンプルな「今を見ること」も思い出させてくれて、少し呼吸が楽になります。
旅の途中でたまに人に会ったりはするわけですが、別れた先のその人達がどうなったのか……詳しいことはわからないし、少女二人も特に意識はしていないのですが……読み進めていた時にはっきりわかるセリフがあって、ヒュっと手の先が冷たくなったのを覚えています。
4巻までアニメ化もされており、とても良い出来なのでぜひ。オープニングとエンディングも、歌詞・曲・映像3拍子揃って素晴らしいです。自分の視聴時はまだ漫画が完結しておらず、「ええ〜?途中までなの〜?」って不満がありましたが、あれは、この作品世界での「人類の未来」が確定したと読者に提示された時点だな、と気付いたので、アニメの最終回はあそこで良かったのだ、という気持ち。
一般的に言うような「救い」はありません。
「終わりの終わり」は誰にでも訪れるし、それは他人が救うことができるものではない、けれども「終わる」ことそのものが「救い」であるとも思います。
それを迎えるのが、二人であったなら……悪くないよね、と。
〜〜〜〜〜
同著者『シメジ シミュレーション』に、この二人の姿があります。それを「ゲスト出演」と見るか「その後」と見るかはあなた次第。
いい雰囲気
ネタバレ
2024年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 荒廃した世界で少女2人が旅する物語を淡々と描いていて、空気感が絶妙に寂しくてとても好きです。
2人が死について話してたり哲学的な話題も多いけど、見ていて全然飽きないし、むしろ理解しやすくてとても面白いです。何度もこの作品を見返すほど大好きです。
2人には美味しいご飯をいっぱい食べさせてあげたい、、
いいね
0件
無常感漂う感じ
2023年4月15日
全編通して凄く静かな感じで無常感に満ちています。結局この話の世界についてはほとんど解明されてないけど、そこが目的ではなくたdz終わった世界をのぞき見してる感じで何とも言えない侘しさを感じました。もう完結してしまって残念ですが、この作者の別作品もよんでみたくなりました。
いいね
0件
よかった
2023年1月31日
こういう終わり方でもいいなと思う。旅とか人生ってこういうものだよなって素直に思えるし、チトがポロポロ泣いちゃうのも人だなと思う。良い作品でした。
ケッテンクラートが大活躍
2022年11月26日
2人の少女が、前輪バイク、後輪無限軌道の世界で唯一の乗り物ケッテンクラートに乗って人類滅亡後の終末世界を旅します。
いいね
0件
やっぱり
ネタバレ
2022年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱりこの漫画は面白い、アニメ観て原作漫画を買おうと思った。
中身はなんかの戦争があった後の2人の少女たちが生活していく物語だね。
いいね
0件
世界観がグッド!
ネタバレ
2022年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人間がほぼいない世界でがんばって生きている(主に食料)。静かな世界に楽しい相棒。印象に残っているのは魚に餌を与える機械さん(名称不明)の話です。「食べてはいけません」大きい機械から魚を守ったりして大変でしたよね。実際に登場した魚は2匹くらいだった気がします。すごいレア!おもしろかったので物語が続いてほしかったです。
いいね
0件
唯一無二
2020年3月24日
終わりを迎えた世界で旅をする、二人の少女の日常を淡々と描いています。分かりやすい派手な展開はありませんが、じっくりと味わうには最高の作品です。台詞の一つ一つに作者のつくみずさんの哲学や死生観を垣間見ることが出来ます。
終わるまで終わらない
2018年4月2日
先日アニメ化され話題になった『少女終末旅行』ですが、独特世界観、終末世界を舞台にしたユーモアなセンス。
作品内容に興味を惹かれ、原作を読み始めましたが、面白いです。
淡々と描かれる終わった世界のお話
2017年12月5日
二人の少女が白黒の世界、誰もいない町をさまようお話。楽しそうでもやはり寂しい世界観が心に刺さってきて、アニメ化も納得の出来です。
いいね
0件
廃墟
2017年9月21日
文明崩壊した廃墟を旅するが武器は出てくるものの戦闘は無く、静謐な世界を淡々とした日常を過ごす緩い女の子。描いているものの対比が妙に面白い作品です。
静寂な世界をゆるい雰囲気で旅をする
2016年12月7日
一人は天真爛漫、一人は慎重派のかわいい二人が、巨大廃墟群を旅する話で1話完結型。基本2人旅(1巻に1度意思疎通できるものと出会うけど)でとても静かな世界なのに一度読み出したら止まらなかった。ためし読みをして雰囲気が気に入ったなら、終始その雰囲気なので買って損ないと思います😊
チト
2024年10月7日
物語の世界観設定が好きです。世紀末の廃墟感と二人ののんびりしたところなど、
自分はチトちゃんがお気に入りです。
いいね
0件
考えさせられる
2023年2月12日
2巻無料まで読みました。 もし自分が、この世界の住人だったら、生きる目的は何だろうと考えてしまう作品でした。 最後が私の好みではなさそうなので、先はいいかなー
いいね
0件
ディストピアドライブ
2022年12月20日
絵柄は可愛いのにそれ以外がかなり本格的でこういうディストピアものが好きであれば最後まで楽しめるでしょう。
いつまででも読める
ネタバレ
2020年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 滅んだ文明を少女が二人、淡々と(?)旅をしていきます。なんというか、世界観がいい。ずーっと読んでられます。
いいね
0件
切ない
2018年11月6日
残酷なところとかは一切見せることなく、静かな優しい世界。ゆっくりと終わりに向かっていく感じ。好きな世界観でした。
最終巻です
2018年3月12日
あーこういう終わり方にしたか
らしいと言えばらしいですね
ハッピーエンドでは無かったです
でもバッドエンドともちょっと違う
少し悲しい終わり方です

上への旅は終わってしまったけど
この世界は横にはどう広がっていたのだろうか
ピラミッド型に埋もれた世界だったのだろうか
他にもいろいろ行って欲しかったですが
二人の旅は終わりました
おつかれさまです
哲学的な
ネタバレ
2021年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少女2人のゆるい会話の中に物事の本質がうかがえます。
廃墟育ちで荒廃都市に悲壮感がない。
武器って何のためにあるの?最後のひとかけの食料を取り合う?みたいなふんわりした会話。
絶望と仲良くなれる。家ってなんのためにあるの。神様なんて石像じゃん。
猫も魚もチーズも本物は知らない。毎食ブロックフード。
本は燃やせば燃料になる。
雨音で「音楽ってこういうもの?」
夕陽が綺麗、夜景が綺麗。塔の上には人がいるかも。
生きるに必要なのは希望なのかな?
ラスト、私は病みそうなので再読はしません。






いいね
0件
2019年4月2日
目を点にして流しながら読むと楽しい
ついつい見てしまうようなマンガ
アニメにもなってるから続きが見たい人はどうぞ
いいね
0件
死に向かって生きていくこと。
2018年6月13日
タイトル通りの話。それ以上でもそれ以下でもない世界観だった。普通だったら、絶望しかない世界で、生きることをやめない、探求することを諦めない二人には、ただただ感服。読んでいて深い作品でした。哲学的な内容が含まれていて、それをゆるーいタッチの漫画にして描いているところが読みやすかった。ただ個人的には、もう少し夢があってもいいんじゃないかと...。メイドインアビス的な話を想像して読むと、ちょっとガッカリしてしまうかも。
レビューをシェアしよう!
作家名: つくみず
ジャンル: 青年マンガ 人間ドラマ / SF
出版社: 新潮社