ネタバレ・感想あり辺獄のシュヴェスタのレビュー

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それぞれの意思
ネタバレ
2024年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーがものすごく興味深いです。閉ざされた世界でのストーリー構築がとても好きです。その中で、成長していく主人公がとても素晴らしいのです。キャラクター一人ひとりがとても魅力的です。
惜しむらくは後半のスピードアップ。もう少しじっくりとストーリーを合わせて欲しかったですね。
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ハラハラしっぱなし
ネタバレ
2024年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ もっと続きが読みたい。百合ものかと思ったら、かなりシビアなサスペンスもので読み応えがすごかった。過激なシーンや人が死ぬシーンもあるので、女の子が辛い思いをするストーリーが苦手な人にはおすすめできない。主人公がメンタル最強すぎる。
人生スーパーハードモードで臥薪嘗胆
2024年2月7日
『不朽のフェーネチカ』の作者様。
フェーネチカがとてもよかったので、こちらも読んでみました。

16世紀、神聖ローマ帝国時代の中世ヨーロッパ。
魔女狩りによって孤児になった主人公・エラの、壮絶な復讐の物語――。

中世の魔女狩りが舞台ということで、それなりに覚悟はしていたのですが…予想以上でした…。
拷問、懲罰、処刑…かなり凄惨。自分は耐性があると思っていたのですが、正視できない恐ろしさ。
でも猛烈に先が気になって、先を読まずにいられない――

たとえ地獄の底に突き落とされても、地獄の底から這いあがろうと、生きるために思考を止めない主人公がすごかった。
なかなかここまで知性と根性を併せ持った、鋼メンタルのヒロインいないと思う。

物語としてはツッコミどころが若干あったけど、すごく面白かった。
ダークでハードでヘビーな、骨太な物語でした。
辺獄の乙女に幸あれ
復讐譚の形をとりつつ人間の尊厳を問う物語
ネタバレ
2023年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説・映画・マンガ…を問わず、これほど魂を揺さぶられる物語に出会えたのは、何年ぶりだろう。素晴らしいの一言。
物語の骨格は、ある修道会に育ての母親を殺された少女の復讐。
骨格はそれだけだが、そこに、哲学的闘争とも言うべきテーマが幾重にも折り重なる。
復讐の対象となる修道会の側にも正義があり、ただその正義は、個々人の知と意思を奪うことと引き替えに成り立つ社会全体の幸福ゆえに、人間の自由と意思を大切にしたいという主人公の正義と真っ向からぶつかる。功利的善(ベンサム)と絶対的善(カント)の闘い。前者があるからこそ、後者の正義を信じる主人公の信念が際立つ。

自分で考え続けること。自分で決めること。そして、決めたことに責任をもつこと。
人間らしく生きるということは、それを不断に実行し続けるということ。
それらを奪うものを台頭させてはならないということ。

時代は16世紀、人身売買と魔女狩りと異端弾圧と迷信と妄信がいまだ猛威を振るう中世末期の神聖ローマ帝国(現ドイツ)。その人里離れた修道院から、物語の舞台はほとんど一歩も出ることはない。
こんな舞台の上で、多くの少女たちは自ら考えることを捨て、「神への信仰」のもとに従順で盲目的な、つまり無思考的で何も言わず何も考えない、自ら決断しない人間へと変わっていく。それが、生きる道だから。自ら考え決定し、自ら動くことは神への反逆と見なされ、処刑されてしまうから。そんな痛い目にあわされるのはイヤだから。考えることを捨てたほうが楽だから。考える意思を捨てたほうが楽に生きられるから。

この状況は、現代の私たちと、なにがちがう?
400年たっても、国や文化が違っても、主人公が戦った状況は、現代の私たちと何も変わらないではないか! 主人公がつぶやくように、「心はすぐに眠ってしまう」「天国から逃げるのは、地獄から逃げるよりも、むずかしい」…その通りなのだ、現代も。
神であれ宗教であれ、イデオロギーであれ政治であれ、社長だろうと上司だろうと、「ネットの多数者」だろうがTV識者だろうが、私という人間の自由な思考を支配し奪おうとする者に、自分の手綱を自ら預けてしまってはならない。そうしたほうが楽だったとしても。

流されず妄信せず、自ら不断に考え続けること、人間らしく生きたければその努力を捨ててはいけない。主人公の生きざまがそれを教えてくれる。



読み応えあり
2023年2月21日
とある施設からの仲間たちとの脱走の顛末を描いた作品です。ちょっと約束のネバーランドに似ているなとも思いました。
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大好き
2022年12月20日
ものすごく好きでした。
それだけに最後がかなり駆け足だったなぁと…綺麗には終わっているのですが、もっとじっくりみたかったです。
でもそれはそれとして完成度高いです。
強い女子が好き。
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面白い
ネタバレ
2022年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の人もレビューしてますが、もっと掘り下げられたと思います。鋼鉄の処女とか西洋鎧の騎士とか母親と修道院の関係とか…
ただしそれ抜きでも充分満足させる内容です。
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人間讃歌
ネタバレ
2021年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ エラ達が理不尽に立ち向かいつつ成長する姿に胸を打たれます。
正義とは何か?人間の尊厳とは何かを考えさせられます。私もそうなのですが、『進撃の巨人』が好きな人ははまりそうな作品だと思います。
分断の時代と言われる今だからこそ、広く読まれて欲しい作品です。
読み応えがありました
ネタバレ
2020年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みをして気になっていた作品でしたが、今回レビューを信じて全巻購入してみました。
買って損はなかったです。主人公と仲間達のキャラクターだけではなくて、その他の登場人物達もとても魅力的でした。敵側であるお母様達にも色々な思いがあるのが直接的には描かれていませんが想像できて良かったです。
他の方がレビューで書かれていますが、後半駆け足になったように感じましたが何回か読んでいるうちに逆にサイドストーリーを描いていないからこそ読者に想像させる自由を持たせてくれている作品だなと感じました。
購入を迷っているようでしたら、是非買って読んでみてください。
この作品凄い、それだけに惜しい
ネタバレ
2020年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品、凄いです。
まず女の子が酷い目にあいます。手首を切られたり、拷問受けたり、処刑されたり、そして最後は顔が半分無くなったり・・・こういったジャンルの耐性が必要な作品です。それがクリアできれば一気に読ませるパワーがあります。

時代や生い立ちにに翻弄されながらも、運命を切り開こうとする少女たちの儚く切ない物語ですね。素晴らしい。

ただそれだけに惜しい面も。
後半かなり巻いてしまっているため、前半の濃厚な展開に比較してかなりあっけない印象がぬぐえません。最大、最強の「敵」である総長のことをもっと深堀して欲しかったですね。マナの秘密とか、越冬の話とか、これだけ?という部分も多々ありました。

主人公エラのエッジが立ちすぎて、他の登場人物がかすんでしまっているのももったいない。またクリームやジビレなど、展開次第では化ける可能性のあるキャラたちも、いまいち活かし切れていませんでした。

本当は20巻くらい使って、サイドストーリーなんかをもっと盛り込みながら本流の復讐を盛り上げていくべき作品だった思います。

が、繰り返しになりますがパワーがあって凄い作品だったと思います。
よかった
2020年1月6日
キャラがとてもよくて、おもしろい!
一気読みしました!
是非読んで欲しい。
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名作
2019年12月22日
色んな作品に影響を及ぼした作品なだけあって、めちゃくちゃ面白いです。
ムショ生活
ネタバレ
2019年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 修道院とは名ばかりの獄中のような生活を送る修道女たち。
拷問や処刑シーンが多く残酷で、胸が重く詰まったような感覚になりましたが、ハラハラしつつ一気に読み切らせる勢いがあります。
主人公は賢明で芯の強い少女。彼女の復讐譚ですが、中々密度の濃い友情物語でもあります。
そこに救いがあって、重い話でも駆け抜けるように読めました。
ラストは白黒ハッキリつけて綺麗に終わってくれて良かったです。
この先生の短編がとても好きです。
素晴らしかったです!!
2019年9月28日
別の電子書籍にて無料で2巻まで読みました。
エラの勇気、覚悟、行動力、そして仲間との友情と助け合いと戦い。あまりにも面白くて、こちらなら絶対あるだろうと購入しました。
最後まで息つく暇もなく怒涛の展開、本当に購入して良かった!!
「約束のネバーランド」の初期の頃(グレイスフィールドにいて、脱出を計っている頃のママやシスター達との攻防戦)に通じる面白さです。
絶対購入すべき!!オススメです!!
よかったです!
ネタバレ
2019年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料分を読んだら面白くて一気に呼んでしまいました。
最終巻を読み終わってハッピーエンドなのかな?
復讐を遂げられてよかったな、と思いました。
これは面白い‼︎
2019年9月15日
試し読みから一気に引き込まれて購入してしまいました!とても読み応えのある作品です。終わり方も絶妙。読後感がよい作品でした。
エラの力強さ
ネタバレ
2019年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 某アプリで途中まで無料で読み、待ちきれず全巻購入しました。笑。
痛々しいシーンもたくさん出てくるし、なかなか壮絶でしたが…5人が笑ってる時やエラの意外な表情に癒されました…(ガルルしてるのかわいい)

修道会もそこに悪意があったわけではなくて、総長様も、他の人々たちも正しいと信じてここまで来たんだろうと思うとやるせない気持ちにもなる。
だからこそ、総長を討つエラの心は本当にかっこよかった。
よかった
2019年2月1日
本当に本当に、理不尽というか…
信じるものも、正義も、護り方も、人それぞれ
導く側次第で、人は自分では考えられなくなるのかもと思いました
良作
2018年12月14日
好き嫌いは分かれるしちょっとグロいけどいい作品だと思います!
ダークな中世物!
2018年5月20日
以前他サイトで一巻だけ読んだのですが、あまりの面白さに引き込まれました。共通の目的のために協力し合う、個性豊かな登場人物たち。主人公を襲う数々の苦難。毎回ハラハラしながらも気になって大人買いしてしまいました。こんな良作久しぶりです。
よかった
2018年1月6日
なかなか急ピッチで進んでしまい
どうなることやらと思いましたが面白かった
おすすめです
2017年11月12日
何もかも失った少女達が知恵と勇気と友情で様々な難局を乗り切り、地獄から這い上がろうとしています。何となく読み始めましたが、どんどん引き込まれてあっと言う間に既刊分は全て購入してしまいました。次巻が待ち遠しい!少女達の頑張りが報われますように。
アツい
2017年7月10日
1巻をお試しに購読して、はまって全て購入しました。主人公の強さと苦悩、仲間との絆、キレイごとだけではない、引き込まれて読みました。正しい事ではないかもしれないけど、主人公の目的が達せられるよう願ってます。
強い心
2017年6月18日
悲惨で劇的な出来事が次々と起こる中で、主人公の心が折れないのが良いです。勢いと強さのある絵柄がストーリーによく合っていると思います。あと1冊ということなので、どういう形で完結を迎えるのか気になるところです。
面白い
2017年2月25日
面白いし、かなりの良作だと思うんだけど打ち切り?で次回最終巻のようで本当に悲しい。あと1巻で綺麗に終われるわけないのに…マンガワンあたりで連載してたらもっと続いてたのだろうなと思いました。残念
人間の真理を感じます
2017年2月23日
全て電子書籍で購入しましたが、こんなに新刊を待ち望んだのは久しぶりです!
紙媒体に浮気してしまいそうになるのを今必死に堪えています。
面白い!
2017年2月10日
久々に発掘した良作です。
続きが気になる作品です。
紙媒体ではなく、電子に移行して後悔した作品なので早く新刊通知が来ないか待ち遠しいです。
本当にすごい
2017年1月16日
本で買いたい。何度でも読み返したい。久々に出会った良作です。
地獄の修道女
ネタバレ
2017年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルを強引に訳すと「地獄の修道女」。「辺獄」は「永遠ではない地獄」を、「シュヴェスタ」は英語で言う所の「シスター(修道女)」を意味するらしいです。
※宗教用語なのでニュアンスは違うかもしれない。

中性魔女狩り時代、無実の「魔女の子」として異端審問、強制収容、薬物中毒など、過酷な境遇に曝される少女たち。それでも流されることなく、愛する者を奪った敵への復讐に燃え、困難を乗り越えようとする肝の太さに脱帽です。
また敵ボスもその辺のあるあるキャラではなく、大きな野心と謎の能力を持った強敵なので、どうなっていくのか見通しが立たない所もハラハラさせます。
既刊も少なく入りやすいと思うので、ぜひ読んでみてほしい作品だと思います。
凄まじき執念
2016年12月8日
エラの執念が凄まじく、薬から逃れるためとはいえ毎日吐き続けるという普通なら「ありえないこと」をエラなら「ありえること」だと思わせる精神力、行動力をよく描いている。きちんと完結して欲しい。
続きが読んでみたい!
2016年9月3日
おもしろかった~!
歴史と実話に伴ったストーリーで引き込まれました
ホラー、サスペンス、ミステリーとは違う
ドキュメンタリーのような内容でした
人間の執念ってすごい
ネタバレ
2020年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が本当に格好いいです。目的を果たすための執念がすごい。
それはたくさんの犠牲の元に成り立っているのだとちゃんと理解していて、最後まで仲間とと共に戦っていているのだとわかるのが良い。
グロいというか、目を背けたくなるようなシーンが多いので苦手な人はお気をつけて。
大円満と言える終わり方ではないのでしょうが、未来を見据えた清々しい終わり方だと思います。私は好きです。
それぞれが自分の果たすべき役目をわかっていて、仲間のことをどこまでも信じているのが素敵な作品だなと思いました。
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久しぶりにドキドキしました〜。
2019年9月13日
次の展開が読めず、久しぶりにワクワクしました。早く次が読みたくてたまりまさん。
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おもしろい!
2019年9月12日
とても引き込まれます。
これからどうなっていくのかとても楽しみ!
全巻制覇します!
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将来性を加点すれば☆5つ
2019年8月10日
突っ込みどころが多い、タメる演出がない、伏線が杜撰。等々、未熟な漫画家さんではありますが、発想とセンスが非凡なので、5年後、10年後にどんな漫画を描いてくれるのかとても楽しみです。
子供が酷い目にあうシーンが満載なので、苦手な方はご注意ください。
ドキドキします
2018年3月4日
満足の面白さです!!
最後どうなるのだろうと毎回ヒヤヒヤしました。
ぜひ試しに読んでください!
壮絶過ぎ
2017年11月15日
鬱になっても可笑しくない状況でも
前を向き続ける主人公が格好いい
衝撃
2017年4月28日
変に異世界ではなく中世ヨーロッパを舞台にしているのでどこまで史実に沿ったストーリーかは分かりませんが、かなり衝撃を受ける内容で引き込まれました。絵柄はあまり上手くは無いですが。
変獄のシュヴェスタ
ネタバレ
2017年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 題名に惹かれて無料版を読んで見ました。内容がとても良かったです。
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ドキドキしました
2017年1月12日
こういったシリアス、とても好きです!この先どうなっていくのか……とても気になります!!
ありそうでなさそうな感じ
2016年10月3日
過去の歴史でありそうでなさそうな話。多感な時期は色々なものに振り回されて影響されやすいんだな。
雰囲気が
2016年12月4日
毎日吐いていたら、食事はどうするのだろう。
これだけ目つきの鋭い修道女も中々いないな。
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最終巻で台無しに。
2017年10月20日
5巻までは熱い!本当に面白い。テーマも深い。勢いもある。読んでいて胸が熱くなる。しかし6巻で、とたんに打ち切り感満載の、ご都合主義の、心に届かない浅い物語に。最終巻がこれだと分かっていたら、最初から読みませんでした。残念。
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作家名: 竹良実
ジャンル: 青年マンガ 歴史 / 世界史
出版社: 小学館