私は女子なので青年マンガはスルーしてましたが素敵な作品を見つけました。天体や星座のエピソードとともに、プラネタリウムを訪れる人たちの心の変化と、それに関わる主人公の少年の心の成長が描かれています。
マンガの中で全部が完結していなくて、例えば主人公は知ることがないまま読者だけが知っているオチがあったり、状況すべてを説明せず読者の読み取りに任せられたりしているので、ちょっとモヤっとするかもしれません。
偶然ですがこの作品のあとに「雑貨店とある」を続けて読みました。そちらにこの作品の何年か後がほんのちょっぴり登場します。奥村小学校と名前は出ないけど瀬谷さんが登場するのと、登場はしないけど主人公のおばさんの伊澤さんの名前と甥が出てきます。出てきたセリフでトキオ君のその後をめっちゃ想像しました。
今後の他の作品にもこんなふうに登場してくれると、想像が広がって楽しいです。
この「星の案内人」での私のお気に入りは作家のミズホさん。双子座エピソードのチハルさんも好き。犬のクロには泣きました。