自分の思い通りに生きられない閉塞感を水槽の中の金魚に例えているようだが、読んでいると本当に窮屈な感じがする。
女は良い相手を選び早く結婚して子供を産んで育てるのが一番幸せなのだという価値観を、これでもかと押し付けられる登場人物たちがかわいそうではある。
30歳過ぎたら女としての価値が下がるとか、そういう考え方もすでに古く感じるし、読んでいて辛くなってくる。
あと、主人公の性格がわりと頑固で、仕事か恋愛か、結婚か別れか、2択しかなくて、もう少し柔軟に考えられないのかと感じた。そのくせ意外に酒癖悪いし。
それと、おそらく日本人ではない作者さんの作品のようで、食事のシーンの食器の配置だとか、婚約指輪を左手に着けたりとか、左右反転させてるのか、作画の細かい点に違和感を感じる。
51巻もあって長いし、途中グダグダで中だるみしてるし、かといって終わりはあっけないし、読み放題以外ではおすすめしません。