さいとう・たかをが描いた同名の特撮の漫画版
さいとう氏の愛読者なので買ってある
さて不正確なレビューだと打ち明けるが、この漫画は残念な事である
劇画家が変身ヒーローを描くなら、リアリティを重視した大迫力の活劇を期待するのだが
ドルゲ魔人が登場しないのだ
さいとう絵で異形の怪物たちを拝みたかった!
ドルゲは不定形の悪意のような描き方で、人を洗脳したり災害のように建築物などを破壊しており絵面が面白くない
人死は無くほのぼのと読めるかなと呑気に読もうとしたら同級生の女の子たちが容赦無く殺される
バロム・1に変身する主役もいけない
猛だけ居ればいいと思う
猛は名前の通り勇猛で小学生なのに同級生が不良の集団に絡まれたら助け出す好人物
翻って健太郎は上述の同級生たちを猛が助け出した事を「同級生を助けるケンカで怪我したら世界で殺戮しているドルゲを撃退できず野放しになるだろ(意訳)」と叱りつける石頭
しかも続けて「これから何があるかは言葉で説明しなくても待って見ていれば分かる」と木で鼻を括ったような対応だった
既に同級生は不良の集団に金を出さないからと顔を殴られていたのに気遣いもしない
全体的に、健太郎からしたら猛は話せば分かるからとベラベラ自分の理屈ばかり話している与し易い相手なのだ
しかも猛は実際に頭が悪くなく理解力が有る
健太郎が余計だ、猛だけ居れば成立するだろこのシリーズ
子供の言動をどう描けばいいか、さいとう氏にはよく分からなかったのだろう
ボップと呼ばれる万能ガジェットは特撮版とほぼ共通しているが
慣れた作家ならボップやバロム・1本人のスペック詳細を読者にまず説明するだろう
結局は未完成の怪作でしかなかった