W不倫もの。
怖いし、まるで昼ドラのようにドロドロしていますが、いくえみ綾先生だからこそここまで読ませられるのですかね。
四人の中で一番リアルさを感じるのは有島。
こういう人いますよね。
他人に執着があまりないから、目先に流されてゆらゆら。
子供は一番可愛いけど(無意識かも知れないけど、唯一血が繋がってるから自分以外の存在で唯一愛情を持てるのかな)、妻は大事にしなくてはならない存在だけど、すごく愛している存在ではない。
美都に至っては、女性としては魅力を感じるけど、恋愛的には全く好きでもない。
そこにあるのは都合の良さと快楽のみ。
子供、家庭>美都で、むしろ比べる対象じゃないぐらい差があるけど、かといってつっぱねられる強さもなく。
でも別にそこまで無理して不倫続けたい相手でもなくみたいな。
美都は理解は出来ないけど、こういう女のいやらしさみたいなもの持っている女性っていますよね。
美都も旦那さんもその執着が本当に怖いです。
親友に愛想尽かされても、ためらいなく好きな男をとる。
旦那さんを無意識にでも最初から下に見ているから、罪悪感もあまりなく、あっさりさめてるというか。
そこには旦那さんのためを思ってという優しさや思いやりも余り見えないし、一番は自分の欲。
4巻が気になります。
今後どう決着するんだろう?