このレビューはネタバレを含みます▼
初めて読んだ時は衝撃でした。重厚なテーマも繊細で美しい絵も迫力があって圧倒されました。
ストーリーも重々しいながらもいい感じに進んでいっていたのに、5巻からいわゆるメアリー・スー化してしまったマリーがいたずらにでしゃばるようになり、それに伴い周りのキャラもマリー上げ要員に成り下がってしまい、後はもう何もかもおかしくなっていくだけで…
初期の弱々しいけど真っ直ぐな信念をもって処刑と向き合っていくシャルルの物語を楽しみにしてたのに、彼がかつての志なんか忘れてしまったように別人、しかもマリーの登場により端役扱いになってしまったことが本当に残念でなりません。
絵の美しさだけはずっと健在なのでもうストーリーの軌道修正は期待しないで、漫画風の画集と割りきって今も続刊購入しています(笑)