アリーズII ~蘇る星座宮~
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アリーズII ~蘇る星座宮~

冬木るりか

約25年の時を経て

ネタバレ
2018年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作「アリーズ」高校生のときに連載を毎回楽しみにしていました。あのころから、人間関係や神々の陰謀、思惑が鮮やかな織物のように綿密に織り込まれ、「次はどうなるの?」とドキドキしながら読みました。今回「アリーズⅡ」も、前作以上の綿密さで、読み始めたら止まらず徹夜で読破。
どのキャラクターの思いも深く、感情移入して涙が止まらず。アンフィトリテの母としての思いは、自分も二人の息子がいるのですごくわかるな~とか、ヘカーテは二度転生してもずっと苦しい思いをしてたんだなとか、ハデスとベルセフォネーの愛の強さとか、今思い出しても泣けてきます。
キャラクターは、神代からこれで2度転生しましたが、転生後の環境が変わったことによる考え方の違いはあっても、神代からの本質的な性質や性格や行動は全然変わっていなくて。それも前作ファンとしては嬉しいですね。
そして、キャラクターだけでなくこの「アリーズⅡ」も、前作「アリーズ」から見事に転生を果たしたのだと思います。
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