愛されたがりの嘘つき
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愛されたがりの嘘つき

野原滋/香林セージ

切なくて胸が締め付けられる。

2018年6月25日
話は淡々と進み、取り立てて目新しい何かが起こる訳ではないけれど、切なくて胸が締め付けられます。この幸せが長続きしない事が分かっていて、朝起きる度に今日も恋人でいられることを喜ぶ受が愛おしくて…。攻の心情の変化も自然で無理が無く、実はこう思っていたんですのような取っ手つけた感もなく、少しずつ心が解放されるようなじわじわ来るそんな話です。後日談のSSも甘く、伏線も拾い上げてじんと来ました。絶対にこれが面白いから読んで下さいといの一番に薦められる話ではないけれど、複数薦めるならば必ず候補に入れたいそんな作品です。
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